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時はお金で買えません

【イチケイのカラス】第6話 バタフライ効果


12年前の事件につき、さらっと重要なことが進んでいるような感じ。これがバタフライ効果か。みちおが一手一手を緩やかに見えてしっかりとコントロールしている感じ。こういうの詰将棋のようでワクワクする。

第6話の事件は、誰も予想していなかった謎の死を遂げたライターの遺品により裁判の状況が一転したのが、オープニングの野球シーンの隠し球で暗示されていて、オオッてなった。まさに隠し球だコレ。蕎麦屋で出てきたバタフライ効果の話も、誰も傷つけないがポリシーの被告人が、結局、知らないところで人を死に追いやっていたことに気づくことにつながるし、ほんと良い回収っぷり。

裁判官が事件の重要証拠を見つけたことの組織論的意味

これ、裁判的にどういう意味を持つのだろうか。なんかサラッと流されていたが、検察の威信とか、他のドラマでよく言っているし、今回も検察からの圧力が出てきている。そういう組織論の話がある中、他の事件のものではあるが、警察も検察も見つけられなかった証拠を裁判官のみちおが発見してしまった。これは、警察・検察にとってかなりの大事ではないのかな。まあ、その辺りまで描いていればキリがないと言えるので略されたのは仕方がないが。

裁判の常識、被告人のポリシー

今回の被告人は裁判の常識を知り尽くし、自らが犯す犯罪についてポリシーを持っている。一番大切なのは"人は絶対傷つけないこと"だと言っている。まあ、これが伏線になるのだが…饒舌な義賊気取りである。そして、自らの常識とポリシーに囚われ過ぎて、被告人は常識外のボールが投げられた時のかわし方を知らなかったということか。第1回公判時、被告人が語った犯罪のポリシー・美学が、伏線になったのだが、しかしそれより前のオープニングの野球シーン。最終回ツーアウト、1点を争う局面。会心の一手である隠し球を使ってアウトにしたが、これも今回の事件のフラグだったのか。つまり、被告人の想像していなかった、自らの犯罪によって間接的にだが命を落とした人がいたという事実を突きつけられたと。

1に分析、2に分析

みちおが事件に対し全て知りたいということをモチベーションとして動く姿を見て、1に分析、2に分析とか言っていた被告人が、「しつこいな」と言ってるの、完全にブーメランで笑える。みちおはただ、分析の元となる情報の収集をしっかりやっているだけ。正確で必要十分な量の情報が集まっていなければ、分析は正しい結果とならないのだから。

12年前の事件の真実

ついに動き出した。紆余曲折あるような感じだが再審請求されるのだろう。第6話という折り返しで、最終回につながる闘いが本格始動したの早すぎる気もする。とはいえ最終回までには少し回が残っている。だから、これからは12年前の事件のみを扱うというわけでもないだろう。えクライマックスに向け、かなりドキドキの展開が待っていることは分かる。隠し球、敬遠のボールを打とうとする、ピンチになったらぶつけて逃げ回る…これもドラマの中では一々、対応する事件があるのだろう。これはもっと見たいと思わせる。

バタフライ効果

今回の事件が12年前の事件につながる波紋なのか?それとも逆に12年前の事件が今回の事件につながる波紋だったのか?もしくはその両方か?両方なのだろうなぁ。

それとは別に、直接的には、蕎麦屋で出てきたバタフライ効果の話が、誰も傷つけないがポリシーの被告人が、結局、知らないところで人を死に追いやっていたことに気づくシーンとして具体的に描かれていて、あってなる仕掛け。ナイス仕込み!