開始から5分は、別れた時と別れてからしばらくの期間の話。それから25分は海音のお別れ動画のくだり。その後の描写は15分、海音が戻った後は、5分もない。運命の再会をしたところまでであるため、諸々の事項が分からないまま終わる。前回の予告と今回の最初のシーンで、海音と倫太郎が再会することは分かっていた。それなのに本当に再会までの出来事しか描かれず、海音側の話は何も明かされなかった。何故海に帰ったのに戻ってきたのかの理由、次にまた海に戻るのはいつか等々は謎のまま。
脳の手術が無かったことに
これはひどい。何の説明もなく、「大丈夫」の一言で終わり。これ、どうも自虐的なギャグの意味も持った「大丈夫」のセリフのようだが、ますます交通事故を入れた意味がなくなる。最終回前のイベントとして軽い感じで交通事故を持ってきたということになる。これを好意的に解釈するのは難しい。裏で何かが起きているのかを疑ってしまうレベルでストーリー展開が酷い。
ウツボ
海音が連れてきた鴨居の家のウツボ。海音が海に帰る時に海に返してもらえないのか…と思ったが、海音はまた戻ってくるつもりだからなのか?ウツボの寿命は、自然界では40年、飼育下でも20年以上らしいから、可能ではある。しかし、それでも一緒に海に帰り、また一緒に来ればよかっただけに思える。
岩に置かれる綺麗な貝殻
これは海音が置いていったということだろうが、今の時代、24時間の監視カメラをセットしておけば、貝殻を置きにくる海音を映すことはできたであろう。しかしそれをしていない様子の倫太郎は、さすが名前に「倫」の字が付くだけある。
あと、海音が一方的に貝殻を置いていっただけなのだろうかとも思う。逆に倫太郎としては焼き芋をあそこに置いてあげるということも考えられる。海の家で少し場違いな感じで焼き芋を販売していたのだから。だとすると、会えない間も贈り物のやり取りという感じがしてニヤリとできる。
ペンションに押しかける研究室の面々
一人くらい、海音のことはどうでもよくて純粋に海沿いのペンションの宿泊を楽しもうとする人はいないかな。というか、光太郎は、そうなのではないかと思っている。特別海音に思い入れはないだろうから。あと光太郎の秘書みたいになっている風間さんも、仕事の付き合いとしてそうだから。
戻って以降は4分弱
星ヶ浜に戻ってからの描写は4分弱。というか、戻ってきてお帰りと言っただけ。これからどうなるかの描写もなし。3年待てば会える体に戻るということか?1年陸にいると身体が限界なので、つまりオリンピックみたいに4年に一度の周期か。
研究室のその後
染谷は、相変わらず英語が苦手で海外との電話会議で苦戦している。しかし国内に限られる研究分野ならともかく、大学教授が英語が全くできなくて平気というのはちょっと無理がある。
椎木は、教授となり、大勢の女子学生に質問責めにあって逃げ回っているシーンが描かれているが、唐突すぎて何故そんなことになっているのか分からない。