もうなんか、「葉山に真柴を持ってかれるぞ、ヤバいぞ…」と思った前回のラストシーンなどどうでもよくなる今回のトラブル。すれ違いのハラハラを、次回への繋ぎのためだけに使うのは、少年漫画みたいな展開の仕方だ。
ジンギスカン屋さん
ワイングラスも立派なフレンチと、ワイワイガヤガヤ気さくなジンギスカン。個室とフロア、静寂と騒々しさ、映像的にも音的にも若さと落ち着きの綺麗な対比。
変な顔の演技
葉山を演じる向井理氏の真柴を見る演技が、演技というより、顔芸が過ぎる感じに見えてきたのはなぜなのか。これまではあまりそう思わなかったが第9話で急に、鼻につくというかそんな感じ。これが演技力というものなのか。そうならば凄い。
リカバリ早い駿と受け止める真柴
雨降って地固まるということなんだろうけれど、先週絶望感で終わったのに、リカバリ早すぎないか?
全員集合には葉山は入らない
こういうとこ、葉山の居候扱い出てる。お客様扱い。明確に避けられているわけではないが、チームの一員ではないという感じ。
私のトラブルから、公のトラブルへ
前話でのレストランデート待ち合わせ時間に間に合うかどうかのトラブルも深刻だと思ったが、仕事上のトラブルはより深刻。デート待ち合わせのすれ違いなど可愛いものだという感じ。
失敗しているからこその言葉
駿は過去の失敗があるからわかることがある。だからこその言葉なのだが、真柴には通じない。ここ、すごくよく分かる。しかし駿が言葉を尽くして説明しようとする姿勢を見て、だんだんと気づいて行く感じ。すごく良いシーン。分かんないを連発する真柴だが、最後に「考えたい」と言っているので、伝わったのだろう。何が正解なんて誰も分からないが、自分で考えなければならないこと、逃げてはいけないこと。それに真柴は気づいた。駿の言葉が通じた…のだが、流れは変なとこに向かっている。
癒しか真摯な言葉か
精神的に参った時に、癒しを与えてくれる葉山か、それでも真摯になって考え言葉をくれる駿か。この極端な二人を見せられて真柴はどう思うかの話。葉山も過去に苦しく逃げ出した時があったわけで、無責任というわけでもないはずであるし、正論言ったら本当に潰れてしまうことも考えるべきだろうから、どちらが良いというものでもなかろう。癒しと真摯な言葉のどちらも必要であり、それができるのは駿だけであるとなんとなく思える。
今欲しいのはその言葉じゃない
プロポーズに対する上手いかわし方だ。参考になる。自分には使う場面が想定できないけど。それはともかく、このセリフ、上手いかわし方であると同時に、羽瀬が陽人に絶大な信頼を寄せていることも分かる。一見拒否だが、これ、実は甘えているのである。羽瀬、ツンデレが過ぎる。
あと、この「今欲しいのはその言葉じゃない」と同じ意味のことは、駿に対し真柴も言っていた。第9話は、女が行き詰まった時に男はどういった言葉をかけるべきかを問う回である。陽人は、葉山寄りの言葉を掛けてしまい葉山に拒否されるが、羽瀬は駿寄りの言葉が欲しかったのだろう。カウンセラーなのに自分のこととなるとからっきしダメだね、陽人。