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【IP~サイバー捜査班】第2話 安洛と絆の親子関係の有無がメインテーマかな?


安洛と絆の親子関係有無の話は、要るのか?と思ったが、刑事が扱うにはスケールの大き過ぎる警察上層部や政治家との対決という手垢のついた話を見せられるより、親子関係の有無という個人的な問題を全話を通じたテーマにするのは、それはそれで面白いとは思う。

余りに直接過ぎることを聞く絆

母と、私が生まれるようなことをしたかどうかです

あまりに直接的に聞くなあ。20時代のドラマなのに。チャレンジングな行為。というか、1話解決型刑事もので、部署内メンバーの親子関係の有無をテーマにするのちょっと異質な気がする。しかも、第2話で娘と思われる方から、本当のこと教えろと迫ってしまうと、ドラマ的に一旦置いておいてということが出来なくなる。何なのかこれ。1話完結ドラマで毎回冴えた事件解決能力を示す刑事が、実はプライベートでは子供の養育費を払っていなかったとかそんなこと思いながら見なければならないのか。最終的には誤解なのだろうが、犯罪を取り締まる刑事が、実はモラルの無い人物で、しかし違法ではないから罪には問えないということを頭の中に置いて視聴しなければならないのか。刑事ものという娯楽ジャンルとしては斬新だな。更に…

親子DNA鑑定

第2話ラストでは、親子DNA鑑定ではっきりさせようと安洛が言い出す。安洛と絆の親子関係疑惑の話は、今後、更にギアアップするようだ。ちょっと早すぎてこちら側がついていけない気もするが。そもそも第2話の事件の背景が、実の父親が名乗れないまま娘を見守るというものだった。安洛と絆が父娘か否かの話題の消費スピードが速くてついていくのが難しい。それにしてもやはり、こんなの1話完結の刑事ドラマに必要なのだろうか。ただ、刑事ドラマによくある例えば警察上層部や政治家のような大きな相手との対決を持ってくるよりは、部署内メンバーの内の2人が親子かもしれないというのは新しい切り口だと言えるので、否定的で無い眼でしばらく見ていきたい。

「自分のことなら我慢できます」

芸妓“舞菊”こと麻衣から、ぽろっと出たこの言葉から絆は、麻衣自身もストーカー被害に遭っていたことを言い当てる。刑事ものらしい…のだが、推理のスケールが小さ過ぎる。

アンチウイルスソフト

多和田が誰か宛に書いている報告書らしきものには、絆は、組織の中のバクである安洛の行動に影響を与え得るアンチウイルスソフトの能力を持つらしい。これ、安洛の才能を潰して無効化させるという意味も秘めていそう。というより、サイバー捜査官というタイトルに負けないよう、話の中で"アンチウイルスソフト"というコンピューター用語を使ってみましたという感じがする。無理しなくて良いよと言いたい。

絆という名前

本人は名前負けしそうで嫌だというが、この名前こそ、絆の出生の秘密をとか鍵なのだろう。