Golden Time

時はお金で買えません

【ムチャブリ! わたしが社長になるなんて】第2話 粗暴な社内シンデレラストーリー


コメディとしては、品はなく粗暴であるが成立している。しかし、ビジネスものとしてはかなり荒くて粗い。どんな視聴者層を満足させようとしているのか、ちょっと分からないドラマ。何かが足りないか、何かが過剰。

観る人を限定する粗暴さ

第2話は第1話を受けたストーリーとなっているのでキレが無くなってきたようにも見えてしまい、ドラマの中では問題起きて解決してを繰り返しても、既に第1話よりインパクトがなくなっている。このままの感じでいくと、第3話で既に、色々起きても全く印象に残らないドラマになる予感がする。ボスが秘書を大抜擢するドラマは、視聴者が見飽きていることは、制作側も分かってて、それでも観てくれる視聴者はいると踏んでいるのだろう。それでも新味を出す必要がある。『ムチャブリ!』ではそれが"粗暴さ"なのではないかと思う。しかし、"跳ねっ返り"程度ではなく、もっと突き抜けた"粗暴さ"なのは、観る人を限定するような気もする。

大牙涼と高梨雛子

大牙は雛子のことを鼻で笑うが、ビジネスとしては真剣に考えてアドバイスしたりする。それに雛子が便乗しようとすると、大牙は口を出すなと言ったりする。雛子は「部下に任せるという決断」という名の下に、結局"丸投げ"している形になっている。これ、見方によっては、雛子が大牙にムチャブリしていることになるのだが、これに雛子は気づいていない。「部下に任せるという決断」で社長にさせられ、それをムチャブリと言うにも関わらず、自分も同じことをしている自覚はない。雛子は自分を客観視できないダメなヤツ。

主婦目線と後輩目線

アドバイスもらおうとするのは良いとして、大牙のことを部外者である友人にベラベラ話すのダメだろ。同様に大牙の後輩にも大牙のことをベラベラ話している。愚痴の多い中間管理職というなら古臭いけれどステレオタイプなキャラ付けと言えなくもないが、雛子は社長。何というか、大牙の言う通り、雛子はアホ。

鼻で笑う人が多いドラマ

こういう演出入れるの要らない気がする。1人だけならともかく、鼻で笑う人が複数出てくるドラマを生理的に不快に思う視聴者は多いのではないか。自分がそうだから気づくわけだが。

頭を下げる大牙

チラシのミスの一件で、責任感が強すぎる…というか、失点を恐れている人間という一面がみえた。あれだけ自信満々だったのに、この程度のミスで、これだけ落ち込むということは、もう少し経験値を上げないと、ステージを上るには厳しい。

飲みニケーション

飲みに誘って、雛子と大牙が腹を割って喧嘩したから、少し同志みたいな感じになったというかとかな。飲みニケーションにより、2人の関係は、次のステップに上がったというの、なんというか雑。しかも、現実世界はコロナ禍の下、ドラマで描かれるような飲食はできない状況であるので、余計に違和感を増長する。

物語は、他人が運んでくれる

子供がいるとレストランで食べるのもためらわれると言って涙を流す若い母親。この母親を店に呼び込むきっかけを作ったのは、その子供。子供がチラシを取りに来てくれたから、その親子が店に来ることになった。この幸運に雛子自体は気づけないのは残念。結局、気づいたのは大牙。社長就任の経緯も含め他力本願なのがこのドラマのテーマなのかな。

経営コンサルタント

店が少し落ち着いてから紹介するよりも、最初から雛子の店のコンサルに付けてあげれば良いのにと思うのだが、そうしないところが浅見社長の考えということなのだろう。浅見社長は、長い目で人材育成する人なのだなぁ…というより、気まぐれキャラという設定なだけなのだろうな。

どういう方向性のドラマか分からない

これは期待して良いのか、観るのをやめるべきレベルなのか迷う。 方向性が全くわからないし、粗暴だし、ダメな点が目に付くから期待できないはずだが、シンデレラストーリーは、無条件で先が気になるというのがあって、観てしまうというパターンになりそう。