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【初恋の悪魔】第4話 犯人のことはどうでも良い


このドラマは恋愛もの要素と刑事もの要素の両方を持つが、少なくとも今回は恋愛に比重があり、事件も犯人もそれほど重きを置かれず、恋愛関係が進むことが重視された回だった。それなのに刑事ものとしてもちゃんと成立していて、非常に見易い回だった。

連続狙撃傷害事件

ダーツの矢の様なもので周囲に迷惑をかけた者を撃つ。しかし被害者が行ったことと、矢による負傷という被害が自業自得と言うには重い。

被害者の行った悪事

傘を横に持って歩いていた人

分別しないでゴミを捨てた人

行列に割り込んだ人

自転車を二人乗りした人

…これは確かにイライラすることであるが、二人乗り以外は犯罪でも無いのではないか?一方、矢を刺した傷は、後遺症を残す可能性があるものであるし、明らかな刑法犯。悪者成敗の名の下に、自分がもっと罪の重いことしてる犯人の正義感がもうね。

WHA(World Hero Association:世界英雄協会)

さあ、ゲームの始まりです

劇中でもネタにされていたが、このフレーズはもうねと言う感じ。
それ以前に、ヒーローがゲーム始めるか?ヒーローは良い行いだけをすれば良いのに。捕まるためのゲームをしているのわけ分からない。

私の中にいるもう一人の私

星砂と悠日が、大恋愛も小恋愛もないと言いながら、なんとなく見ていていい感じになりそうに見える。しかも悠日ならもう一人の星砂ともなんやかやとうまくやれそうだし。

突然来る悠日の両親、突然来る署長

どちらも意味不明な感じで登場しているが、ロクに食べていないだろと言って差し入れるものがカップ麺で、結局自分で食べて帰る署長は、意味不明度では数段上。

かなり接近した鈴之助と森園

泥棒事件で鈴之助の誤解は縮まったか。恋愛観は全く違いそうな二人だな。

完全に犯罪者な鈴之助

元々森園が犯罪者と思って鈴之助は、監視していたのに、もはや鈴之助が森園の私生活を覗き見する犯罪者になっている。攻守交代というのは違うけれど、鈴之助はいい加減やめた方が良い。そもそも最初の段階から覗き見は犯罪なんだから。

防犯カメラは壊されていた

あれ?ということは犯行場所は予め決められていたということ?どういうことだと思う。そもそも監視カメラを壊している映像を探せば良いのではないのかな?

一人で来てから応援を待つ渚

何で一人で犯人の指定した場所に行かせるの?刑事事件の捜査なんだから一人で行くのは危険すぎでしょ。

そもそも八谷公園のベンチというのは犯人のクイズを時間をかけて解いてようやく分かったのだから、急ぐ必要はない。何故一人で行かせたのか分からない。刑事課の失態としか言えないのでは?

八谷公園のベンチに渚が来たことを犯人はどう知ったのか?

犯人の自宅からこの公園は見えるのだろうか。そうでなければ、渚が来たことを知る方法が必要。ドローンでずっと見張っているのは流石に無理がある。盗撮カメラを仕掛けていたのだろうなぁ。

なんで犯人の出した問題全てを小鳥たちは持ってるの?

相変わらずの捜査情報管理の杜撰さ。自宅で見ることができるなんて。

凶器はドローン

確かに上空なら防犯カメラには映らないだろうが、被害者や目撃者はドローンの存在を分かるはず。あと、射程距離はそんなに長いと思えないので、ドローンは上空からというわけにいかず、位置的に防犯カメラに映ってしまうくらい低空からしか発射できないのではないかな。

他人の作ったゲームをしないこと

これが鈴之助の言うゲームで必ず勝つ方法。一理あるというか、他人の土俵に上がらないという言葉を言い換えているだけ。この言葉、一理あるが、これではゲームが成り立たないことの方が多いのではないかな。別にゲームを成立させないといけないわけでもないけれど。

「犯罪の主役は犯人だけじゃ無い、犯人も刑事も被害者も、皆、平等に主役でなければならない」こちらの鈴之助のセリフはちょっと分からない。主役かどうかなど、現実の犯罪において何か意味を持つのだろうか。それとも、犯人だけではなく、被害者にも注意を払えということなのだろうか。

第7回自宅捜査会議

あれ?何で自宅会議でドローンの機種名まで分かるの?それは防犯カメラの情報があるということなのか?本業の刑事たちに先駆けて入手できたということ?自宅捜査会議はエスパーではないので、何か理由があるはずなのだが…何?

結局、犯人は動画サイトの情報で特定

それは良いけれど、犯人の住所は二階建ての家のようだが、犯人は、高いところにいて肉眼で誰かの悪事を見つけてからドローンを飛ばすのではなく、ドローンで見回りをしていたということか。確かにそうしないと直ぐに矢を打つことはできないか。しかしそうであればドローンの現場周辺の目撃情報がもっとあっても良さそうなんだけれど。なんなら、犯人の家から何台ものドローンが同時に発信した目撃情報とか。

結局、鈴之助が正しかった

勝つためには他人の作ったゲームをしないことと鈴之助が言った通り、犯人検挙は、犯人の出した問題というゲームをするのではなく、犯人のゲームとは全く関係のない動画サイトの情報から身元がバレて捕まったと。鈴之助の頭脳の明晰さをこういう風に表現するの好き。

悠日は星砂を抱きしめちゃうのか

悠日は好きとは言っていたが、この抱きしめの意味は、どういう感情のものなのかいまひとつ分からなかったけれど、鈴之助との関係においては、非常に良くない地雷的な出来事なのは間違いない。

螺旋階段を転げ落ちる署長

大丈夫か?と思ったが、次回予告で普通に普通な署長していたので大丈夫だった。

森園の複数の妻問題

森園は作家なので担当編集者が女性というだけのことだろうね。

犯人は一人暮らしの男で、社会に恨みを持っている

この小鳥の予想は、鈴之助に勝手に決めつけるなと言われたが、その通り見事に外れる。これが何を表すのかまだ分からないが、小鳥と鈴之助の間に何か生むはずのエピソードのはず。

予断は目を曇らせる。これをセリフではなく映像で見せてもらえたの嬉しい。

事件解決の際、小鳥は一人現場近くに行くが、その際、まさに一人暮らしぽくかつ社会に恨みを持ってそうなと小鳥が思いそうな男がアパートのベランダに出ている。小鳥はピンとくるが…その後、刑事たちが向かったのは別の場所で、かつベランダの男には妻と子供がいて、洗濯を干しながら幸せそうだった。つまり、小鳥が目をつけた男は、一人暮らしではなく、社会に恨みを持っている者ではなかった。真犯人も家族のいる会社員というオチだった。

小鳥の「犯人は一人暮らしの男で、社会に恨みを持っている」という予想は、結果的に「「犯人は一人暮らしの男で」が間違っていたが、「社会に恨みを持っている」は、当たっていたと言える。客観的なことは間違っていたが、心の中のことは当たったと。

鈴之助も自分の言った言葉が実践できていない

矢で狙撃する事件を"一人暮らしの男で、社会に恨みを持っている"者の犯行と予想した小鳥に対し、鈴之助は"勝手に決めつけるな"と言ったが、これ、鈴之助が作家の森園に対して取ってきた行動から考えて、そのまま鈴之助にも言える。こういう吐いた唾が戻ってくる感じなの好き。

今回は2組のペアが前回からさらに関係を深めた回だった

鈴之助と森園、星砂と悠日。そして主要4人組の中では小鳥だけが、一人のまま。

傷を負わせた場所

腕:傘を横に持って歩いていた人

腕:分別しないでゴミを捨てた人

腕:行列に割り込んだ人

脚:自転車を二人乗りした人

鎖骨辺り:犯人の指定した場所に行った渚

どう見ても、渚だけ死の危険がある場所を攻撃されている。ここに犯人の思想が出ていそう。社会の風紀を乱した4人は生命の危険のない部位、しかし社会の風紀を乱した者たちを取り締まらない警察官には、生命の危険な部位を狙う。

社会の風紀を乱した4人より、彼らを取り締まらない警察官をより憎んでいることになる。この使い分け見事!

元カノと違い星砂には攻めた感じの悠日

これ、元カノとの場合も、付き合い当初は攻めていたが、付き合ううちに主導権を取られたのかな?それとも相手により攻め方を変えるほど器用なのかな。元カノの時と女性に対する接し方の根本が違う様に見えるのだが…これは感じ方の話なので、同じと思う人の方が多いかもしれない。

マスコミが居ないよ?

マナーやルールを守らないものを矢で射るなどという事件なら、マスコミが大騒ぎしそうなのだが、その手の話は一切ないの残念なのか、いや、やはりそんな描写は要らないか。

ネットで騒がれた様子もない

せめてネットが鍵になって解決するのだから、ネット界の騒ぎは描いて欲しかった気はする。ただ、スピード感が落ちるかもしれないから仕方ないか。