Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【らんまん】(73)万太郎と田邊教授の関係が動き始める


万太郎は1人で動いて研究を進める人。田邊教授は人を動かして研究を進める人。しかし、万太郎の周りに田邊教授の人材が少しずつ集い始めている。2人の関係が動く。

"わたし、本気です"

石板印刷機を買って長屋に置くことが一番理にかなっている、今後のことを考えると、スピードも、時間も確保できる。身の丈に合わない買い物であると承知と言った上でのセリフだから、寿恵子、覚悟はできているということね。

そして、本気の覚悟は怖いことも描く。周りの巻き込み具合が半端ない。印刷所も長屋も巻き込んだ騒ぎになってくる。

印刷機購入にあたって万太郎の身体を心配してという理由だけなのかは難しいところ

長屋に印刷機があれば、寿恵子は万太郎と一緒にいられる時間が長くなるというメリットがあるからね。

ただ、お金がいよいよ厳しくなり、寿恵子が働きに出ることになれば、結局、一緒に居られなくなるのではないかな。

国産印刷機は出てきている

しかし石は輸入で、1000円は見ておかないといけないと。千円って、峰屋から貰ったお金がちょうど千円。ということは金銭的にあとは無くなる。背水の陣の寿恵子の覚悟…これに対し万太郎はどう答えるのか?と言うところでオープニング曲…明けると、すでに購入決定してた。

石板印刷機のために長屋の壁をぶち破る

石板印刷機のために長屋の壁をぶち破る…まあ、昔の日本家屋なら可能なんだろうけれど、無茶なこと言い出すなぁ。長屋がもう無茶苦茶になること間違いなしだろ、これ。砂を持ち込むとかも言ってるし。

倉木…完全に物分かりの良いヤツ

ちょっとつまんないな。もう少しなんかこうなかったのかな。仕方ないだろみたいに受け入れちゃうのではなく、受け入れるにしてもその理屈にワルを感じたいのよ。

長屋への印刷機持ち込みに対する倉木の物分かりの良い描写。これ、長屋で万太郎の右腕として図譜作成に貢献する流れになるのではないかとふと思った。いくらなんでも万太郎1人で全ては無理だろうから。

大窪講師が来た!

頭を下げる大窪。その意味を察する波多野と藤丸。万太郎は、ここは万太郎の家だから、大窪講師に何でも言えと言う。大窪講師は身の上話を始める。これ、何かが起きる道家さんの役目かな。

しかし考えてみれば、わざわざ大窪講師が万太郎の自宅に来たということは、よほどのこと。

植物学教室

大窪講師の話を聞くに、望んでここに来る人はいない感じ。第71回の徳永助教授の2年生に対する「どうやってここに来たかは問わない」というセリフも同じだった。

これ、田邊教授も同じだったりして…?大窪講師は、親に見限られたくないという一心で植物学教室で頑張ってきた。これ、国、政府に見限られたくない一心で植物学教室の教授となっている田邊教授と重ならないだろうか。動物学教室の美作教授に対するイラつきは、大窪講師のコンプレックスと似ているように思えるが。

結局、田邊教授…

周りの人への言い方気をつけるだけで、状況は違っただろうなぁ。色々と。考え方ではなく、言い方を変えるだけのことなのにねぇ。

万太郎に都合よく進みすぎていないか?

何かこれは良くないことが起きる予感。

万太郎と田邊教授

万太郎は、全て自分で切り開いていくタイプ、田邊教授は、座っていたら周りが案件を持ってきてくれたりやってくれたりするタイプ。うまく行っているときは同じような結果を生むのだろうが、行き詰まった時には、行動も結果も変わってくる。田邊教授の役人コネ待ち体質故に苛立ってたり、講師に当たったり、負のスパイラルに陥り始めたっぽい。一方の万太郎は、田邊教授との関係が悪化したら、学会誌もそこそこに田邊教授の手の届かないサクッと自分の植物図譜作りに精を出し始める。