帝国大学出入り禁止になったからと、博物館に行くし、マキシモビッチ博士に賞賛されたからとロシアに行くとか言い出す。相変わらずの短絡的行為。行動力ヤバい。
"里中先生、野田先生…わし、どうしたらえいでしょうか"
こんなこと言われても困るよ。流石に。
居場所の探し方
帝国大学に居場所がなくなったからと次を探すのは分からなくもないが、博物館で研究をさせてくれと発想するのは無理筋。そもそも万太郎のしでかしは、大学の植物学教室に紹介状書いてくれた博物館の野田の顔に泥を塗ったことにもなる。これを万太郎はどの程度理解できているかという話。伊藤孝光のことを目の前で見て、会ったことがあるということで自分にも影響が及びそうだった経験をしているのに、博物館が仮に自分を受け入れたら野田たちに悪い影響が出るのではということが、万太郎には分かっていないことになる。
万太郎、寿恵子と子供達の居場所のこと考えてないのではないか?
寿恵子、万太郎の窮地を見ているからロシアについていくことに同意しているけれど、これ、かなりヤバい状況だと思う。
マキシモビッチ博士からの手紙
ん?この上なく褒めてはいるけど、呼んではいないのでは?また万太郎の思い込み発動か?
行動力はずば抜けてるから怖い。
ラストのヒメスミレ
枯れてない?枯れてなくてそういう草花なのか?万太郎一家の今後を暗示してそうなのだよなぁ。