Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【らんまん】(98)明暗分けた2人


万太郎には佑一郎がやってきた。田邊教授からは森有礼がいなくなった。後ろ盾に対するこの対比。今後を暗示するものとしか思えない。

佑一郎

米国は何もかも雄大だと。ミシシッピの橋も感動したと。人間の素晴らしさと同時に恐ろしさも見たと。南北戦争の名残、差別は奴隷制がなくなっても消えたのではなく、一層ひどくなっていると。幼い時、武士と町人の身分の違いで万太郎に突っかかった佑一郎が言うことに価値があるセリフかな。

佑一郎、教授として迎えられると

万太郎ではなくともいきなり教授かぁと思う。留学ということに対し、そう言う時代ということかなぁ。要は、アメリカやヨーロッパと日本では学術レベルで大きな差があるので、海外から知識を持ってくる人間は、国内のその分野の有識者を遥かに凌駕する人物だということになるのね。出羽守はここから始まるのかぁ。

時代の風向きが変わろうとしている

やはり森有礼の威を借る田邊教授は、後ろ盾を失って運を失ったか。

変わったのは時代の風向きだけでなく、植物学教室の風向きも…になりそうだ。徳永助教授、教授として凱旋するタイミングではないか?森有礼派の田邊教授追い落としという展開もありそう。

本日の官報…本日の官報?

新聞みたいな感じで発行され、入手しているということなの?変な感じ。

明暗分けた2人

このところ、上り調子の万太郎はしっかり描き、それと対になる下り調子の田邊教授をサクッと割り切った感じでしか描かないの続いてるけれど、制作は主人公じゃないキャラには冷たいねと言う印象。まあ当然か。

前回、掛け持ちで俸給3000円という話が出たばかりなのに…

今回は、その掛け持ちの1つ女学校校長の職を失う流れになってる。田邊教授が追い込まれることを、その"背景"を描いて説明するの怖い演出。