スズ子と羽鳥はどちらもドラマ的には才能がある者同士ということ。しかし羽鳥には1つの実績があるが、スズ子にはまだ無い。そんな両者のぶつかりをドラマ的にどう描くかということになる。
ただ、スズ子に対する羽鳥と松永の接し方は…新人を手なずけるための洗礼に見えてしまうのだよなぁ。
"遅なってすんません"
遅刻をしてなくても教える側が2時間前に来ているから、一応謝ってるのかな。
"こっちが本物"
とか言って、一晩で楽譜変更してくる羽鳥。スズ子の声を聴いたらと言われたら嫌味さえ言い返せない。スズ子、どんだけ期待されてるのということでもあるけど、新人イジメと言えなくも無いなぁ。
どう歌えば良いか聞くスズ子
好きに歌うのが一番良いと返される。これ、スズ子の能力を最大限に引き出してあげるよということでもある。スズ子、やったな…と言いたいところだけど、羽鳥能力ないかもね。
梅丸ならそうだけれど、ジャズは楽しくないとと言われる
そしてなんども歌い出しばかりやらされる。これは厳しいけれど、スズ子の覚醒を待っていると言える。
楽しくなるまで何回も行こうというの、実際は逆じゃ無いか?やればやるほど楽しくなくなると思うよ。
"善一に具体を求めてもしかたがないだろう"
松永のこのセリフにより、羽鳥が言語化できない天才だと分かる。たしかに言葉で説明してもしょうがないとか、"バドジズ"は何かとスズ子に聞かれて「それはしらないけど」とか言ってる。善一は善一らしい教授法ではあると思う。
育てようとする歌手が喉をつぶすことを厭わない羽鳥
それは流石にやばいと思うよ。スパルタが過ぎる。
秋山はなぜか男の中に混じって練習
女もいるのに。これはどういうことなのかな。こういう描写はどうしても新人イジメに見えちゃうのよ。
結局、初日に上下関係を分からせるための新人イジメじゃ無いかな
松永が、慰め役担当に見える。こういうの描くこと自体は肯定も否定もしない。こういう組織あるから。まあ、そう見えるだけで、スズ子の置かれた環境は違うということなのだろうけれど。
下宿での夕食
会社の外に慰め役が必要だから下宿の夫婦がその役を担うのか。それはおでん屋の親父かなと思っていたが、
秋山、稽古、行くのがちょっと楽しみだと
中山に会うのが楽しみだと。秋山の目指した男役の踊りを体現しているというのが理由か。なるほど。
松永を素敵というか否か
秋山は松永をジェントルマンだと言うけど…そうか?当時のジェントルマン感を知りたい。当時のというより秋山の…かな。
スズ子と秋山の"キス"対話のくだり
朝ドラとして要るか?そのまま終わりに繋がったので、前半の堅苦しさからの解放という意味はあるか。