今回は、スズ子と秋山の"公のパートナー"、"私のパートナー"の話。2人の2つのパートナーの話を同時決着させるの鮮やか。しかもそれが金曜日ではなく木曜日なの、より素晴らしさが際立つ。
結局、秋山は公私に対し同じ1人のパートナーに求められ、スズ子は公のパートナーとしては羽鳥と松永の2人に求められるものの私のパートナーとして求める者はいなかったということになる。まあ妥当な落ち着きどころかな。
- 歌藤村、踊り羽鳥の新曲披露
- 秋山の逡巡
- 日宝社長の前で微妙な顔してる松永
- "全く愛してないんです。ごめんなさい"
- スズ子下宿に戻る
- おでん屋のオヤジ
- 大和のケジメを見ていたからこその梅丸にも戻れないという発想なのかな
- 公私のパートナーの話をうまく使って
- 羽鳥、演技演出変えたらイメージ変わるだろうな
- 移籍騒動はこれで終わりなのかな
歌藤村、踊り羽鳥の新曲披露
しかしその曲を歌う資格がないとスズ子は自分を責める。
僕が聴きたいんだよ
この羽鳥の言葉はパワーワードだ。凄いな。
うれしい時は気持ちよく歌って、つらい時は、やけのやんぱちで歌う。
そうやって生きていくのだと羽鳥は強調する。これを話しながら、羽鳥と藤村は曲を書き直すこと言い出す。藤村はその前に既に書き直し始めてるし。
残念だけど、僕は、君のただのファンだから、客として君の歌を聴いて生きていくよ
ここまで言われて羽鳥の歌を歌わない選択はない。なぜなら今をときめく羽鳥が本気で書く曲なのだから。
羽鳥は、自分がやりたくないことはやらなくて良いという考えを貫いているが、他者にもその権利を認め、その上で自分はファンとして聴きたいとスズ子に言ってるの、凄い口説き文句だと思う。
藤村と羽鳥は、互いが互いの求めるものを完全に理解した上で、自分の求めるものをぶつけていくスタイル。これ、最強だわ。
秋山の逡巡
公私ともにパートナーになるべきという言葉は、危険だよなぁ。秋山がためらうの分かる。
好きで尊敬もしていても、自分らしくいられない、自分がどこにいるかわからないみたいな感じになると。公のパートナーを引きずっては私のパートナーにはなれないという考えかな。
日宝社長の前で微妙な顔してる松永
自分がスズ子の気持ちに答えられなかったために日宝移籍を諦めたのではないかと不安になってスズ子を追いかける松永。
僕はずっと応援してるよ
松永は羽鳥に対してスズ子のビジネスパートナーにならなかったことに多少の嫉妬じみたことも言っているし、私のパートナーにはなれないが、公のパートナーにはなりたかったのだろうな。
"全く愛してないんです。ごめんなさい"
秋山は中山の公私両面のパートナーになろうということについていけないと判断し、どちらも降りて大阪に帰ることを決断する。大阪から呼ばれてもいて帰るところあるからね。
そこでなぜか中山が逆に膝から崩れ落ちてる。そんなに落ち込むなら、もう少し秋山の考えを聞いてあげなよ…と思ったが、戦前はこんな感じなのかな。秋山は一人で生きていける基盤があるから決断できたのかもしれない。
スズ子下宿に戻る
スマホないから、秋山は部屋に戻って初めて気づき驚くことになる…あれ?下宿のおばちゃんに会ったらスズ子戻っていると言われそうだが。
おでん屋のオヤジ
もう完全に物分かりの良い人になってる。火傷さえしない。これはつまんないな。
秋山が大阪に帰ったら、スズ子は1人でおでん屋に行くのかな。
大和のケジメを見ていたからこその梅丸にも戻れないという発想なのかな
大和は会社からの減給要請に対する反対のアクションであって梅丸に対して不義理を働いたわけではないが、スズ子はスズ子の方から会社に対して不義理を働いているからベースからして違う。
公私のパートナーの話をうまく使って
秋山を大阪に戻す話に持っていく流れの作り方上手い。
羽鳥、演技演出変えたらイメージ変わるだろうな
笑わず踊らず今回のセリフを語ったらと想像したら、ちょっと羽鳥のイメージ変わる。
移籍騒動はこれで終わりなのかな
義理と人情を欠いた行動をとっていたことに気づいたら途端に、梅丸にも日宝にも義理を欠いていたと思ってしまうの変と言えば変。少なくとも日宝は仕掛けてきた側なのだから、義理を感じる必要はないと思うのだけれど…この辺りは人によるかもしれない。
梅丸側の手打ちはまだだけど、藤村、羽鳥が要請すれば、戻ることはできるだろうな。逆に梅丸がどういう対応するか気になる。