Golden Time

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【ブギウギ】(44)激闘の梅丸楽劇団と相変わらずの梅吉


梅丸楽劇団存続の危機と日常生活に支障をきたす梅吉の問題。スズ子の公私が違いすぎるが、どちらも悩ましい。しかし梅丸楽劇団は強制終了となる。これでスズ子は梅吉も正面から向かい合うことになるのか?それはそれでギスギスしそうだけれど。それとも別な外の世界に行くのかな?レコードの道はまだ残ってそうだけれど、羽鳥からは色々釘刺されてる気もする。

喧嘩状態の梅吉とスズ子

小夜を追い出しちゃったからな…と前回のことで記憶に新しいから思っちゃう。小夜は梅吉とは合ってもスズ子とは合わなさそうだから仕方ないけど。やはりインパクト強すぎて思い出す。

"コーヒーまだあります?"

このセリフは喫茶店で出せるコーヒー数に制限があるということ。過去の朝ドラでも見たやつ。次は代用コーヒーとかが出てくる。

『蘇州夜曲』

スズ子がなぜ『蘇州夜曲』を歌いたいと言うのか直ぐ気づく羽鳥の勘の良さ。これが流行歌を送り出す才能の片鱗なのかな。スズ子に対しては、自らが楽しんで歌う…それ以外を許さない羽鳥は、考えがブレない…んだけど、視聴者的には『蘇州夜曲』を歌いたいというスズ子の気持ちもわかるんだよね。羽鳥の考えはスズ子に徹底されているのかな。徹底された上で『蘇州夜曲』を歌いたいと言ったのであれば、考える意味もあると思うけれど。

梅丸楽劇団…解散

辛島も演出家の竹田も言い訳をせず自分の責任と挨拶するのは何とも言えない。

"またやろう"

これを言える羽鳥は、楽団員に、「ヒラの楽団員の気持ちはわかりませんよ」と返される。羽鳥は、それに対しては言及せず、

分かった。じゃあ僕は失礼するよ

とだけ言い、部屋を出る。

羽鳥のやり方は、相手に特別感や夢を抱かせて乗せるから自分の思う通りに持っていけるのであって、"またやろう"というような将来のことまで見通せず、明日からのことを心配する人には通じないと言うことか。このやりとりはリアルに思える。羽鳥もそれが分かるから、言われたことには答えず退出したと思うし。

羽鳥にはヒラの楽団員の気持ちが分からない云々のセリフがあったが、確かに羽鳥とスズ子には、まだレコードが残されている。

辛島も竹田も羽鳥も

思うところがあっても、それを正面からは口にしない、できない。ただ残念な気持ちとしてしか表現しない、できない。