Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【ブギウギ】(57)朝ドラにおける恋人の母親


愛助の母、ついに登場!まだスズ子に絡んではいないけれど。愛助の母は、朝ドラにおける典型的な役割が与えられている。露払いにコワモテ風の東京支社長の坂口を使っているのが大物感あって一筋縄では行かないのだろうことが想像できて尚良い。一筋縄では行かないのもまた朝ドラでは典型的だけど。

いきなりオープニング曲

充実したストーリーを期待してしまうが、今回は、コミカルな描写、シリアスな描写もあって期待通り充実していた。ただ、愛助の母トミ登場にかなり時間使うなという感じはする。満を持して…というやつか。

カツオを導入にして羽鳥登場

福来君、あなた随分久しぶりじゃないの

これ、既にスズ子が恋に溺れてるから最近羽鳥のところに来なかったのだろ?という意味で当てこすっているのだろうな。羽鳥、さすが。

しかも、

どこに劣等感を持つのは人それぞれだ

とか言ったりする。凄すぎる。

"せやからあんたはそのままでええのです"

愛助の母トミの手紙のラストのこれで決心したのだろうな。色々知ってる視聴者的には母トミは愛助の恋を知っていそうな感じもする文だが、単に学徒出陣のことのみを指しているだけなのだろうな。それが愛助が恋愛に進むことを後押しすることになるとは…という感じ。仕込みは万端整ったということかな。

坂口支社長焦る

何が書いてあるか分からない愛助宛の社長の手紙登場しちゃったら、そりゃ坂口は焦るわ。

あかん、社長に殺される

これ、トミ社長が認める愛助の恋を邪魔しようとしたことなのか、愛助が歌手と付き合うことを決心するのを止められなかったことなのか。どちらの意味だろう。描き方でどちらにも取れそうなのだが、トミの手紙が学徒出陣のことしか触れていないことから、スズ子のことは知らず、単純に学徒出陣できずに落ち込んでいるであろう愛助を励ましている手紙なのだろうな。坂口は愛助の恋愛を隠したまま潰そうとしただろうから。それが何故か愛助が告白することを後押しすると。

それにしても坂口、先週末金曜日のラストで凄んでたけど、今週火曜日で弱っちゃうのお約束展開ではある。しかもこのネタで今週末まで行きそうな気がしてきた。母トミの露払い、長期戦。

愛助、突然楽団事務所へ

いきなり楽団員の前で交際宣言しようとしたが、スズ子に裏へ連れていかれる。そして、結局は皆に覗かれる中で、愛助は告白するのだが…前置き長いわ!

先週末は、スズ子が自分の思いを伝えるために愛助の下宿にアポ無しで行くし、今回は愛助が同じくが自分の思いを伝えるためにスズ子の楽団事務所に直接来る。スマホがない時代は大変。

ふさわしい男になるから、交際して

…とスズ子に迫る愛助に対し、覗き見していた小夜は、ふさわしい男になってから来いと言うが、これどうなんだろ。発言に恋愛に対する価値観が出てるというか、相思相愛だと分かっていたら、小夜の言うような考えは本心では出ないだろうから。制作として本音と建前をわざわざ出したということかな。ただ、愛助はよく考えた上で行動に出ているはずなので、"ふさわしい男になるから"であって"ふさわしい男になったら"ではないことに意味があると考える。