Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【ブギウギ】(58)戦局が泥沼化する過程の恋愛開始


昭和19年3月。いよいよ戦局は泥沼化する。インパール作戦も始まるし、島々での玉砕も増えて行く。そんな背景を踏まえた上で"あなたの…スズ子"とやっている2人を冷静に考えると、この時世に大学生が恋愛している場合じゃないだろという声が強くなりそう。ただし、愛助とスズ子という周りの利権が伴う2人が好き合う話なので、戦時中ではなく平時でも揉めそうではあるな。

とはいえ、この2人の場合、たまたま利権がぶら下がった2人が、たまたま出会った…訳ではない。愛助は、気弱にとは言えスズ子を決め打ちで狙って現れた訳だから。その一点でスズ子は後ろめたく感じる必要は一切ないと思う。

非常措置令のため東京や大阪の大劇場が次々に閉鎖されました"

それでもスズ子は歌い続けました。

茨城ならまだできるのか。違いがわからないけれど、商業的ステージと田舎の娯楽という違いなのかな。慰問扱いかな。

ギャラがないなら呼ぶなって話!

お金全て払えないから足りない分は芋でと言われても確かに困る。結局、持ち運べないからね。五木、ごもっとも…と言いたいが、すぐにお金より芋が貴重になるはずだよな。

「ギャラがないなら呼ぶなって話!」と言えてるうちはまだ良かったと思い出すことになるのだろうなぁ。特に五木は、妻子持ちだとしたら、戦後、お金を持っていても食べ物が買えない事態になるだろうから。その意味で五木に「ギャラがないなら呼ぶなって話!」と芋の山を前にして言わせた制作は綺麗なフラグ立てをしたと思う。

"あなたの…スズ子"

手紙のこの記載だけで離れていても2人の世界に浸れるのか!初恋か!

一方、地獄の果てまで付いてくると言う小夜。実は五木に依頼された監視役だと。なるほどね。

ただ、スズ子も愛助も切り替え早い気がする。付き合うか否か一応悩んでたよね。これは演出上、時間の流れを省略しているだけか?

五木、坂口に呼ばれる

あの2人どう考えても結婚は無理でっしゃろ

だから別れさせろと。五木も同意。視聴者的にも、時代から見て無理だよなぁと。現代でも、恋愛は自由だからすれば良いけど続かないのでは?と外野的視点だったら思ってしまう。

社長にバレる前になんとかせなあかん

結局、そこか。しかし、"あなたのスズ子"でキャアキャアやってる2人だからね。

坂口、封筒の包みを五木に渡す。

五木、セピア色した妻子の写真ぽいの見てる

何で?しかもスズ子と話している時に、俺だって食わせなきゃならない相手…と口が滑ったりしてる。なるほどね、これも物語の鍵になってくるのね。五木のターン。

別れたフリをしてくれと提案する五木

五木、色恋沙汰について分かってるからこそのこの提案か。しかし、スズ子に隠して誘導するのではなく、ちゃんと話すところは五木の人の良さが出ている。この人、マネージャーとして言うべきことを言うだけで、悪い人ではないのだろう。ただ、妻子がいそうなのがネックか。

もうお金もらってないかと、わざわざ確認するスズ子

勘が良いな。流石という他ない。しかし残念ながら五木はもうもらっているのだよな。