Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【ブギウギ】(61)愛助と周りの人々。時間は立ち止まらない


週の初めが愛助の喀血。これは物語の先が暗いものだと視聴者に印象づけるやつだ。制作の暗示としか思えない。先週末すでに描いているのに…愛助の病気を軸に更に話は進んでいく。

愛助はかなり自分の我を通そうとしているように見える。自分の先が見えてきたのかもしれない。そしてこういうのを制作側が意図的に描くということは、制作にとって愛助の先が見えているのだろう。終戦はどのような形で迎えるのかな。

前に一度あったから医者を呼ばなくて良いと言う愛助

…に対してスズ子は強硬に呼ぶと。これは、前に一度あったことに対する愛助とスズ子の感じ方の違いか。愛助は経験しているので、たいしたことないと言い、スズ子は初めて目の前での喀血を見ているし、そもそも2回目なら尚更大変なことということになるのは理解できる。

滋養をつけて当分安静に

手の施しようがないのが現状と言われたが、スズ子はやはり強硬に入院させてくれと要求。

無闇に近づくと移ると言う愛助に対し、

こっちからへばりついたるわ

と返す。スズ子らしいと言えばそうだけれど、病気はそんな軽口言って回避できるものではないけれど。

坂口、なんで小夜に高飛車?

これは理解できない。あなた、どう見てもトミに叱られるぞ…と思ったが、そうでもなかった。後継の話と違って病気はどうしようもないとトミも考えているよう。

坂口は関西の療養所に行く話を持ってくる

愛助は拒否。これ、どうなっていくかな。愛助の健康を考えればこれはダメなスパイラル。

結核という病気を知っていながら愛助のそばにいるスズ子を見て

坂口はスズ子の覚悟を理解すると渋い顔してため息をつく。

"結核いう病気も、悪いことばっかりやありませんね"

ついこんなこと言う愛助だが、流石にこれは言っちゃダメだろ。どんだけ恋に溺れてるんだ。

さすがにスズ子に、

コレ、めったなこと言うもんと違う

と軽く叱られる。

こういうことでもないと2人でいられない

この2人には。ただ結核のつきっきりの看病は、村山興業側が許しても、スズ子の楽団は許せないだろう。スズ子の感染リスクもそうだが、看病期間中、看板歌手がいなかったら活動できないから。楽団の人たち、どうするだろう。ひょっとしたらそもそも時局的に音楽活動は無理なのかも。

空襲警報下のプロポーズ

"僕の病気がようなったら、結婚してください"

スズ子はこれを受けて、ふたりはおでこを合わせる。結核だからキスは無理か。

三鷹に家

スズ子と一緒に病院から家へ移る。坂口は遂に折れた。というか、スズ子以外、愛助を親身に世話できる人はいないと。

結局、"専属の世話係"と坂口はトミに説明するが、もちろんトミは首を傾げる。最後まで坂口はスズ子が面倒を見ることを隠したのかな。他の話はすごいスピードで進む感じなのに、トミ絡みは相変わらず進みが遅い。

三鷹は、空襲に遭う場所。愛助とスズ子はどうなるだろうか。

下宿のおじさんによる、はなむけの相撲

秋山の時も相撲とったよね?これはお約束なのか?スズ子もやる気を見せるも小夜に止められ行われず。

楽団はどうなったのだろう

開店休業なのか一時解散なのか。前回が昭和19年暮れたったので、音楽どころではなくなっているかも知らないけれど。時代はどうだったのだろう。

結構ストーリーは進む

今週はどこまで年月は進むのだろう。愛助の健康問題は深刻なところまで進んでいる。両者はどういう進行をするのだろう。小雪氏が登場したばかりなので、物語の多少引き伸ばしはありそうだが、一気に終戦まで行くことも想定内な今週。