スズ子は慰問を再開すると言うことだけれど、東京で以前行っていた公演とは、慰問はかなり意味合いが違うことはすでに描かれている。スズ子や羽鳥の作り出す音楽を理解する人たちの熱気に包まれたステージから、長く続く戦争で疲れた人たちに一時の娯楽を与えるスズ子たちのことをあまり知らない人に向けたステージ。舞台の華やかさもない。これはこれで続くと何をやっているのだろうと思う楽団員も出てくるのかなと思う。ただし、もう終戦は近いから、楽団で過ごせた人たちは戦争にとられなかったということなので幸せと言えば幸せ。
愛助
咳の描写が増えてきている。まだ大きな空襲も残っていると思うので、戦後まで生き残れるか心配である。焼け野原描写から実は自宅は焼けてませんでしたとか、防空壕でスズ子が歌うという空襲ネタを使っているので、一番な空襲は意外にあっさり描写して済ますのかなとも思う…しかしそれは無理か。東京大空襲だからね。
小夜
この人、スズ子を絶対裏切ると思っていた。今のところスズ子の周りにかなり馴染んでしまっているので、これからスズ子を裏切ったら逆に制作側素晴らしいと思うのだけれど、どうなのだろう。五木は突然消えたけど、結局お金をプラスにして消えたので、明日の命も保証されない戦時中に実質駆け落ちということも考えれば裏切り度は低いと思う。
トミ
愛助や坂口が恐れる割に実はあんまり描写がない印象。大抵会社の部屋で誰かと話してる感じしかしない。もう少し動きが欲しい。
坂口
登場時はスズ子を追い詰める敵役として期待したのだけれど、すぐトミとスズ子の間で困惑する役になってしまった。ドラマでよくあるパターンだけれど、もう少しスズ子と戦ってほしかった。
