遂に崔香淑の週が来た。謎めいていたがあっさりとしか描かれていなかった香淑の心にあるものと目の前の戦いが描かれるのだろう。
最初の司法試験…
筆記試験で不合格。あら?
"お察しのとおり、優三さんも試験に落ちました"
相変わらずの優三ディス。別に"お察しの通り"は要らんやろ…と書いてみたが、これは気にしすぎかな。『虎に翼』のほぼ全てが凄いと思うけど、優三の扱いは当初から嫌い。
"登戸火工という会社の社長となり"
社長となり…?どういうこと?銀行の取引先で社長として下りてったのか?登戸という多摩川を連想させる地名を取った会社名がリアル感あるな。
"あなた言いましたよね"by母はる
そんな自分の意思だけでは何ともならないものだから、これを理由に詰めるのはキツいな。しかし寅子はこの辺り全く意に介さず、次こそはと言ってるの、寅子もはるに負けてないなと思う。
"地獄から引き返すなら今"
地獄という言葉がまた持ち出された。
寅子も流石にはるの言葉に対して"はて?"とは返せず、
えっ、でも…
と優三の方を見る。優三は何度も受験しているじゃないかということね。
同級生全員落ちたのか。
父直言、寅子に再チャンス与えてと土下座
これは大きい。しかし母はるの強さよ。ここにおいては男女同権ではなく女性の方が上に見えなくもないのだが。こういう演出入れてくる意図は分からない。
筆記試験を通過したのは花岡、稲垣
あと、久保田。稲垣…誰?
轟に殴られてた人が。ああ。まあ性格と試験対応やあの頭の良さはリンクしないからね。
泣きの中山先輩
なんと!意外にも受験継続しろと出征する夫に励まされたのか。夫の出征が決まったから、家事に専念しろとか言われたかと思ったら、そっちか。相変わらず想像の斜め上を行く展開。
涼子様の着座位置
微妙。上座といえば上座なのかな。そうなると先輩たちの場所が…ただテーブルが2つに分かれているので、それぞれ上座下座があるという解釈かな。よく分からない。
久保田は最終合格せず
久保田、後輩に土下座している。なんというか後輩が集まる場に来て詫びるということができること自体かなりの胆力。
しかも女子部新入生募集中止の話が出てきた。
今週は香淑の週、確定
兄は出版社勤務…出版社というのが仄めかしか。
香淑、土下座して合格者出せば…という言質取ったぞ!
これまで穏やかでかつ同級生に優しさを見せる場面を十分に描いてきた香淑が義憤で立ち上がるのは、よねと全く違う意味で強さを感じる。よねはダークヒーロー的だが、香淑は紛うことなき正義漢…漢だ。
水滴石穿
何の役にも立ちそうにない感じのとぼけた感じの穂高先生相変わらず。この人はしかし『虎に翼』の中で、大逆転の裁判を勝ち取った実績あるんだよな。今回はなんかやってくれるのか?受験予備校的なことでもするのかな?
それにしても穂高先生は、本当の危機にならないとホント口だけで何もしない人に見えてしまうのすごい役だと思う。
学長
来年度は予定通り取りやめるけれど、合格者が出れば再開すると。これ、組織としての大学としては妥当。新聞に出ている以上、出た当日にやはりやめませんとなれば組織の運営が問われる。だからということもあるのだろう、女学生の誰も反論しない。