Golden Time

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【虎に翼】(28)受験ができるということが幸せであるということの再確認


受験直前になって"扱いにく〜い一派"の受験者は一気に減る。結局、残ったのは寅子とよねだけ。なんという展開よ。無念すぎる。皆、勉学とは関係ないプライベートな理由で受験を辞めていくの厳しい感じだけれど…別に当時に限らずよくあることなのだよなぁ。

改めて寅子が幸運であることを認識させた回だった。

卒業した時は既に日中戦争が始まっている。二二六事件も描かなかったが、そろそろ戦争が描かれそう。今後、戦争がどう影響するのかな。

"みんなの試験を見届けて"

前回の終わりからスタート。香淑は、少しでも皆の役に立ちたかったと。

しかし朝鮮に帰る決意をする。色々世の中のこと分かってそうなよねが

最後まで一緒にいられなくて…ごめんなさい

香淑は、一年この思いを抱えていたというナレーション。

何であなたが謝るのよ

梅子は視聴者が思ったことを言っているだけ。ストーリーうまく展開してる。

海に行く。

なんでこういう時は海なんだろ。まあ海なんだけど…と思ったら、曇りで風のある海。海水もくすんでいる。意外な展開。これ、ロケに行ってみたら思った天気でなくて急遽思いついた展開なのではないかな。

涼子、香淑の朝鮮での名前を聞く

こういうのを思いつくのが涼子なのよなぁ。ただ、少し遅かった。もっと早い段階の方が良かったのではないかな。時節を考えるとそれは許されないのかな。

チェ・ヒャンスク

涼子、ヒャンちゃん呼びを思いつく。

涼子素晴らしい。

ヒャンちゃん帰国…の後

涼子父が家を出る。どういうことと思う間もなく…今度は梅子に離婚届が突きつけられる。は?何かの展開の速さ。

ヒャンちゃん、もう会えないのかなぁ。

恋の失踪男爵

涼子父なにやってんの?とも思ったが、芸者と駆け落ち…というのは何か政治的理由とかのカモフラージュかもなぁ。

そうでないなら、涼子父は、養子に入った「男爵 櫻川家」と言う看板に潰されたということになるのかな。寅子父の裁判の際、若島大臣邸の訪問記録を色々手を回して手に入れてくれたという涼子の父なのに芸者と駆け落ちとは…という気はしないではない。

結婚の準備で忙しい涼子

友人としての涼子を離れ、家のために生きることを決めた涼子を相手にすると、寅子もよねもパワーは無力化されるのは仕方ない。櫻川家の状況をかなり深刻に見せながらなので、視聴者も納得せざるを得ない感じ。

飲んだくれの涼子の母

私にはどうしても母を見捨てることができません

これを言われたら誰も何も言えない。

慇懃無礼だった執事が頭下げている

多分寅子たちに対して。これ、戦後を待たずして櫻川家の没落くるのかな。

関心は玉の挙動。英語を学ばせてくれた涼子に対してどういう態度に出るのかな。

梅子の夫、試験前夜?に離婚届渡したのか?

梅子、受験せず。海にいた。これは香淑といった海とはちょっと違う感じだけれど、天候似てる感じかな。

家の事情により夢が断たれること

家の事情で学問を続けられない、夢を途中で諦めなければならないというのは、当時に限らない。今もあること。

寅子は父親の刑事裁判により不幸になったが、無罪となったことで再び元に戻った感じに描かれている。その意味でずっと心に深く何かを抱え続けている他の"扱いにく〜い一派"とはやはり違う。寅子は恵まれているのだ。

香淑との別れのシーン、"扱いにく〜い一派"の一人一人に香淑に話しかけるシーンがあって良かった

陳腐、冗長という見方もあるけど、個人的にはこういうのは好き。ドラマとしてのお別れ感が増す。

1938年卒業

時代的には日中戦争が既に始まっているタイミングなのだよなぁ。

勉強及び受験を諦めるということ

今回初めて"扱いにく〜い一派"から受験を諦める人が出たのだけれど、入学時に沢山いた同級生や先輩たち後輩たちも含めて、やめていったことはドラマの中で言及されていた。しかし具体的キャラを利用して、かなりあっさりだけれど諦める過程を物語として描くとやはり感じ方が違う。"扱いにく〜い一派"さえも諦める状況。

梅子…

なぜ受験しなかったのか。

寅子、自分が環境的に非常に恵まれている自覚あるのかな

なさそうな気がするのだけれど。