今回はとにかく、よねが寅子の合格祝いに来たシーンが描かれたことだけで良い回だったと思う。
新聞記事の女性合格者の写真
久保田が一番大きい写真。前回も筆記で合格しているからか、もしくは年長だからかな。
とにかく祝われる日々です
家族、職場、甘味処、傍聴仲間?の笹山、近所の人々…そして花岡。
涼子と梅子は何を思うのだろうなぁ。
花岡、ちゃっかりプロポーズしているのか?
…が、寅子はこれに気づいているのか微妙な返事をしているな。これが朝ドラ主人公の鈍感力ってやつか。
大学側の掌返し
盛大な祝賀会だと!
"面白くねえな" by 記者 竹中
何が甘白くないというのかはちょっと分かりづらかった。
よねの方から寅子に会いにくる
何も持たずに来た。
寅子は、
私も会いに行こうと思っていたんだけど、ごめんなさい
と言うがこれはしかたない。
しかしちゃんと言いにくるところが、よねの強いというか優しいところ。
"私の口述は完璧だった"
うーん、売り言葉に買い言葉じゃないけれど、
あんたらの偏見を、こっちに押し付けるな
と言っちゃったか。
私は自分を曲げない。曲げずにいつか必ず合格してみせる
寅子は、
うん
としか言えない。前回2回言ったが、今回も「うん」としか言わない。寅子が「はて」と言わず「うん」と言う時は、寅子の精神的にかなりの時ということかな。
よね、何がしたいのか
前年、久保田は女性だから聞かれた質問をうまく回答できずに落とされたかもしれないと言った。寅子は加えて桂場から男性と女性が同じ成績だったら男性を取るという言葉も得ている。描かれていないが、寅子は口頭試験でその辺りの質問をうまくかわしたのだと思う。しかしよねは「私は自分を曲げない。曲げずにいつか必ず合格してみせる」というスタンスで試験に落ちた。寅子はそんなよねに「うん」としか言えない。そこは「はて」と言って、「合格して弁護士になって叶えたいことを実現することと、自分を曲げないことのどちらが大切なのでしょうか」くらい言ってもよかった。
よね、司法試験合格が目的化している。もしくは逆に司法試験合格はどうでも良くなってきていると言った方が良いかもしれない。よねのやりたいことは弁護士でなくてもできるのでは?ってなりそう。
合否を分けた、久保田・中山・寅子とよねの違い
久保田も中山も寅子も合格のために、女性のみの質問に試験官に合わせて本心でない回答をしたのだろうな。一方よねは「私は自分を曲げない。曲げずにいつか必ず合格してみせる」というスタンス。
それが合否の結果を分けたのだろう。
久保田、中山、寅子がどう回答したか聞きたい気もする。
合格祝賀会
轟、花岡と一緒に飲み物持って寅子の話を聞いている。そっか、轟は祝われるのではなく祝う側なのね。これは「女性の」合格祝賀会なのね。
合格祝賀会で言いたいこと言う寅子
いやあ、合格した後に記者という外部の人間がいる前で言いたいことを言う寅子の抜け目なさ。よねはこれができなかった。だから声を上げてもどこにも届かなかった。こういう才能の有無が人生を分けている。
寅子の演説を聞いた後の反応
桂場は場の空気を読めず失笑、穂高先生は拍手、花岡は微妙な顔、轟は微笑、記者竹中は微妙な表情で周りを見てる。
花岡が少し気になる。桂場の下で働いているから立場的にそうなったのかな。
竹中の記事
こんな記事書く人でしたっけ?
と同僚に言われるほどの記事を書いたか。『ブギウギ』の記者と違って竹中は主人公側なのよね。
一つの週で確実に一つのテーマをこなしていくスタイルが今回も守られていて良い
『虎に翼』のこのスタイル大好き。