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【未満警察ミッドナイトランナー】#07 スコップ事件の後半はシナリオぐちゃぐちゃで酷い


何でこうなった。シナリオ運びがおかしい。スコップ事件は、解決せず更に持ち越しになったが、今後、ちゃんとお話として閉じられる気がしない。不安しかない。面白い設定だったのに、生かせないまま姉弟は捕まってしまった。ぜひうまく着地してほしいと祈るばかりである。

誠意だけのジロちゃん(褒め言葉)

誠意だけのジロちゃんだからこそ、証人を味方につけられたと言える。それを際立たせるために、犯人の数等の想定問答をする際に一々親指立てて犯人指定の方を向くシーンや、証拠を持っている人と落ち合う場所を「コーナンフトートー」と意味ではなく音で暗記しようとしたりと、脳筋系であることを強調している。これらの表現もいらないとは思うが、まあ、これはそれほど深刻なものではない。

SAT第1中隊巡査種田努

この役は面白いのだけど、出番少なくて残念。

カイの推理

片野坂教官は、「考えろ、考えて自分の力で答えを出せ」とカイに言うのだが、完全に答えを誘導している。まあ、教官なのだから、そーが教育ということならば、誘導も仕方ないのかも知れないけれど。明らかにスコップ事件の裏には片野坂教官の不満も蓄積しているわけで、この誘導は教育と言い切れないものがある。それにしても誘導通りにカイは答えを出すな。素直すぎるぞ、カイくん。それ誘導だから。

強行突入にこだわる国枝警視正

これがストーリー上の大きな問題。
「犯人が窓際に来たら狙撃」「窓際に来たら誰でも狙撃」「10分後突入」「今すぐ突入」と色々命令しているし、実際それに該当する状況になるが、いずれも命令されるが、実行されない。次回以降にもこの事件を引き継がないといけないから、突入も犯人射殺も、ストーリー上できない。何度も発せられては、実行されない狙撃命令と強行突入命令に、現場だけでなく視聴者も大混乱に陥る。

この事件を謎として次回以降も引っ張ろうとしたものだから、ストーリーが、ぐちゃぐちゃになってしまった。

ボコられるジロちゃんがすべきだったこと

行き場がなくなってから、証拠物件を隠すのではなく、相手の人数から見て逃げられないと思ったのなら、もっと早く死角になった際に隠す等を行い、リスクを下げるべきであった。そこまで考え至らないという設定とするなら、空で構わないが、取り戻して逃げる話に、可能性というものを感じさせる脚本とすべきであった。殴られ、ボロボロになったジロちゃんが、あくまで休養モードの目を覚ましたら途端に逃げ足早くなったみたいな補正はしらけるだけ。

姉弟がすがるべき証拠が2つなくなる

"新たなスコップ事件は模倣犯だった"というのも酷い話だと思う。まあ、まだ、実は関連が…という可能性もなくはないが、ストーリー上、全く不要なミスリードである。
もう1つの証拠であるアリバイの記録された写真を保管した携帯。これ、ジロちゃんが運搬中に破損してしまったというのは…まあ、見たところ、携帯の画面が割れただけだから、データはまず問題ない。

姉の自殺行為…は、エンディングの始まり

姉が自らの頭に銃口を向け、これまでのことを一人語り。これに対しカイが、スコップ事件は、自ら進んで解決させると言う。でもね、放送枠の時間が無くなってきている。どうオチをつけるのかなと、ドキドキする羽目になる。予定調和だから、解決するのは分かっているのに、どう終わるのか分からず、エンド近くになる。どうするの?

トゥルーエンドはこれからだ!

いや、この終わり方?これなの?いや、ダメだろ。

…と思ったら、国枝警視正がスコップ男に拉致されるという素晴らしいエンディング。ああ、続くのねスコップ事件。変なの。

押収した証拠はカイくんの私物となる

なんで?警察という組織が押収した証拠なのに。なんか変な展開だぞ、これ。そもそもジロちゃんは、証拠の1つ携帯を持っているから、謎の警察側の人間に追われていたんじゃないのか?それなのに何で携帯が何事もなくカイくんの手に収まっているの?

橘さん

スーツケースからなんか唐突に取り出したよこのヒト。変なことするなぁ。でもミステリアスでオリエンタルで可愛いから許す。

全体感想

話が、やっつけ仕事で考えられたエピソードで繋がっている感じで、シナリオ的に練れていない。謎解き要素もある刑事モノなのに、話が行き当たりばったりなのは、国枝警視正の言動だけでなくて、シナリオ書いている側が行き当たりばったりだからという結論にならざるを得ない。スコップ事件前半は良かったのに…この後半の展開は酷い。
スコップ事件、話を引っ張るのは良いけれど、ちゃんと納得できる結末を向かれられるのかなぁ。