Golden Time

時はお金で買えません

【未満警察ミッドナイトランナー】#10 【最終回】


及川助教がいきなり教師モードのストーリー展開で笑った。映像に対して動じた気配がないのも何か変。驚くだろ、普通。オトナになるってそういうことなの?

とにかく全体を観ていく。

小出しの手法

相変わらず小出しにする。映像には、観ていたものより、もっと前があるというのは前回分かっていたのに、まだその内容を秘密にしたまま話を進行させるのか…映像の前があったとして、それを隠すには、もっと他に方法が有っただろう。映像が最初から視聴者が観られるのは、最終回が2/3を終わってから。だからそんなに隠すことかって。中身はバレてるんだから。

模擬捜査

まず新藤さんは 昔 働いてた 新聞社のコネで当時の時間資料を
田畑と高木と野原は 2件目の天満千尋さんとの接点を
黒岩は 警察内部の情報を頼んだ

これはまたハードルの高い。新藤さんに依頼した前職のコネを使ってというのが一番簡単に思えるとは…まあ、今はコネなくても昔の新聞を手に入れる方法はあるから良いけど。しかし、片野坂教官と被害者の接点や、警察内部の情報ってどうやって集めろと言うんだ?…親のコネか…。

新聞記者も警察官も仲間

模擬捜査の途中、新藤は新聞記者の昔の同僚に電話するのだが、言っていることが怖い。

真実を追求するって意味じゃ 新聞記者も警察官も仲間だろ?

いや、言い訳するにもほどがある。警察官と新聞記者が仲間になったら牽制が働かなくなる。これは仕掛けとして絶対許されないこと。

このタイミングで花を手向けに来る都合の良い女

毎日来ているなら、前日分が置いてあって回収するはず。そうでないなら、わざわざ鴨がネギ背負ってやって来たということ。なんという偶然、すごいなぁ…ってそんなことあり得ないだろ。この手のことはドラマでは許容すべきだけど、ストレート過ぎだろ。

片野坂教官の意地悪さ

だがお前らは違う。9年前の真相を明らかにできるのはピュアで真っすぐで無鉄砲なお前らのような人間だけだ。

これ、褒めてない。これの学校の国語的訳は、「オトナの俺がナイーヴなお前らをを騙して導いたんだよ」である。

あくまで模擬捜査でクライマックス

これは、あり得ない気がするが潔くて良い。

近藤は犯罪を見逃す代わりに犯人に金銭を求めていたって及川助教が突き止めました

ん?どうやって突き止めたの?

橘さんは…

片野坂の娘。
それは良いとして、橘さんはの自白がダメ、人としてダメ。
本当はすぐにでも自首しようと思っていました。

でも急に声を掛けられて慌てて立ち去ってケータイを回収するのを忘れました。朝になって取りに行ったら父が私をかばって彼女を埋めてる映像が残ってて…もし自首をしたら父も逮捕されると思いました。だからずっと黙っていました。
あの立てこもり事件が起きて何の罪もない家族を壊してしまったんだと気付いて、まう隠し通すことができないと思いました。

いやこれ、色々ダメだって。つまり、橘は、殺人犯で、見つかってないことをいいことに罪を償わずにのうのうと警察官になろうとしてて、しかも、立てこもり事件が起きるまで、何の罪もない家族を壊してしまったんだと気付かなかったのか。これは警察官の適性以前の話だから、いやぁ橘さんダメでしょ。

テレビ報道

国枝元警視正の悪事が暴かれ、無実の死刑囚の再審請求が認められ、良いことづくめ?ほんと?

田畑:これ 全部 教官の筋書き通りってことだよね。
黒岩:国枝警視正に自白させて命懸けで関係の暗部を暴いたってことだけは親父がこっそり褒めてた。
新藤:これがあの人なりの正義だったのかもな。

ジロちゃんとカイがこれ聞いて頷いてるけど、おかしいだろ。教官の筋書きって…教官は、スコップ男の筋書きも書いた人だよ、その人の筋書き褒めてどうするんだ。国枝警視正に自白させてというが、国枝警視正の不正は、いじめ事件もみ消しは確かに悪事だが、片野坂教官のスコップ男事件と比べて軽いし、スコップ男の真実もみ消しは、片野坂が事件を犯さなければ行われなかったこと。片野坂は、自分の犯した罪を償うことなく暮らしているのに、それをもみ消した国枝警視正の方が悪いかのような語り口。黒岩おかしい。新藤に至っては「あの人なりの正義」って…。

分かったのは、片野坂教官は、クラスの学生を洗脳したということ。客観的に見れば、片野坂は、利己的でかなり危険な考えの持ち主。それが分からずに、未だに評価する教え子たち。危険。

国枝警視正の罪

警察学校の生徒も、片野坂教官も、国枝警視正の罪が大層なもののように言っているため、視聴者もそう思わされているが、現在の学校のイジメ問題である。これが良いかとか悪いかとかは別として、ドラマではなく現実では、学校内イジメの処理で刑法に問われることはそもそも少ない。国枝警視正が、個人で、わざわざ政治家に忖度してもみ消した等というのは考えづらい。残された家族は、民事裁判や、マスコミに訴えて戦っている。片野坂は、もみ消されたと感じたら、そちらをすべきであった。ここまでなら、ひょっとして片野坂教官の言いがかりの可能性まであるので、国枝警視正の罪は、ほとんど無く、あっても軽微と言える。しかし片野坂教官は、殺人に走った。その為に国枝警視正は保身に走って、片野坂の殺人を未解決事件として隠蔽した。これ、国枝警視正にしてみれば、片野坂が殺人を犯さなければ、しなくてよかったこと。考えようによっては、国枝警視正は、部下に歪んだ性格の殺人者を持ったことが不幸だっただけとも言える。片野坂を部下に持たなければ、国枝警視正の罪は、なかったのだから。

おかしいことだらけ

何というか、登場人物の多くが人の心を持っていないとしか思えない行動をとっている。

・片野坂教官は、人を殺して罪を償っていない人間でありながら、警察学校の教官に就いている。

・橘が、人を殺した過去を持ち、罪も償わずにいながら、同じく殺人を犯した父親の後を追うように警察官を目指している。

・片野坂教官は、立てこもり事件の際、冤罪被害者の姉弟を目の前にしても、罪の意識も感じずに、自分が犯人だと言わなかったこと。冤罪被害者の余命が少ないと知っても、それが変わらなかったこと。

前回までの柳田刑事の行動もおかしかったし、本当に、ミスリードのためには、人が心ある人として行動しないことに徹底したドラマだった。