Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【35歳の少女】#6 同棲開始


望美の精神の成長早いなぁ。ただ、これ、何か欠落していて、それが蓄積して後々大きなことになりそうな感じがする…という予感は、早くもこの回の中で現実化し、この回の最後、豆腐のくだりで、とんでもないことを引き起こしてしまった。

輝かしいが少し寂しい同棲

結人と一緒に買い物をし、楽しい未来を夢見て同棲を始めた望美。しかし、これまで朝起きるのが遅いと母多恵が起こしてくれたが、9時の結人の目覚まし時計のアラームまで起きることはなく、「何で起こしてくれないの?ママ」と呟いてしまう。それだけでなく、これまで多恵が作ってくれたサラダや目玉焼きの充実した朝食もなく、トーストだけの朝食。早くも家を出たという事実、これまで母がいたからこそ出来たことを思い知らされる。当たり前のように思っていたことが、実は母が自分のためにしてくれたから出来ていたということをエピソードで見せてくれる。

2人の就職活動

結人も望美も就職は厳しいが、最初の時点では2人とも前向きでいる。これ、どちらかが、もしくは両方とも折れちゃったらまずいことになる。折れはしないが、2人ともこの第6話で現実を思い知らされる。というか、小学校教諭の採用って、そんなに随時募集しているものなのか?

別の2人の就職活動

進次と愛美も就職厳しそう。こっちはどうなることやら。しかも、望美絡みで心労も重なるばかり…こちらも可哀想と言えば、可哀想。

まともなのは誰なのか?

進次ではないことは間違いない。母多恵は意外にまとも…というか、他の登場人物無茶苦茶だから、まともに見えるというのかもしれない。あと、達也もまともだな…初回登場時にまともじゃないように見えた人物が、実はまともだという設定のドラマ。

達也のTシャツ

「逆転」…?あれか、引きこもりが、達也だったのが、母加奈になったということで、逆転か。達也、Tシャツのバリエーション豊富だな。しかも、達也は「いいから説得しろよ『早く出て来い』って」と、進次に指示まで出してる。いやあ、達也頑張るね。確かに加奈と立場が逆転してるわ。しかも、引きこもる加奈を部屋から出すための説得で何言えば良いかわからないという進次に対し、「『愛してる』とか『一生大事にする』とか言えばいいだろ?おふくろがこだわってんのはそこなんだから」とアドバイスまでしてる。まあ、これが前回着ていたTシャツの「愛」と関係あるのかもしれない。

人生の経験値が足りない

結局、望美の精神の成長は、驚異的に早いのだが、経験が追いついていない。それは、時間しか解決してくれない。それを結人は気づいていて、これまで優しさを見せていた。そして、今回のラストで、その優しさを「私がついている」という言葉とキスに託して、無力感に沈んだ望美を救う。

次回予告

望美を取り巻く者たちそれぞれが、今の生活の中で抱える問題が更に進展して行くようで、また色々起きそうね。ただし、望美の一言で、何かが変わる予感もある。次回が、時岡家と今村家の不幸の山のピークで、その後、両家は穏やかな日常を獲得するのではないだろうか。何かそんな予感のする次回予告だった。