Golden Time

時はお金で買えません

【ドラゴン桜】第9話 時間が急に飛んだ感じ


話数が少なくて大変なことになっている。学園売却も、受験もまだ物語の立ち上げ期の感覚でいたが、もう佳境に入っている。最終回直前だからなぁ。話数が少なすぎる。しかも、東大入試の展開は、お約束的なものが続き、全く意外性のものがない。ちょっとストーリー的につまらない。一方の学園売却は、もはやはちゃめちゃ、何が何だかわからないけど対決してる風。とにかく対決しドンデン返しの打ち合いを見せてくれても、他に足ついてない戦いで全く頭に入らない。売却話全く要らん。東大専科の面々の勉強姿をもっと見せてくれ!

結局、瀬戸の苦悩も藤井の決断も、2次試験直前というだけで、中身はこれまで何度も見てきたものの延長に見えてしまうのがネックかな。だから、最終回を盛り上げる為に、学園売却話を持ってきたのだろうが…全く別の話すぎるのと、いきなり学校がなくなることを教師の賛成多数で決めるとか、もう荒唐無稽すぎて…。オーソドックスに、瀬戸と藤井の何度目かの苦悩と決断を描けば良いのにと思う。日々悩んだり喜んだりすることの積み重ねが受験日につながり合格発表日につながる。この繰り返し感こそ受験のリアルさなのだから。それでも盛り上げたいなら、小橋と岩井というユーティリティプレイヤーをうまく使えば良いのにと思う。単に、やっぱり共通テスト全然ダメでしたではなく、その中で東大以外を目指すとか色々できた気がする。

藤井くん

試験まであと1ヶ月で文転か…。社会科目の暗記どうするのだろう。頼ろうにも暗記は自分でやらないとだから。

小杉さんと健太

もう勉強がしたくてしたくてたまらないという人。そういう人は呼吸するように勉強するから受験に有利…と言いたいところだが、こういう人は、やりたい学問とやりたくないものが偏っていたりする。小杉さんが受験勉強ができるのは、おそらく小さい時から教科書と副教材しか学問的興味を持てる資料が無かったから、学校の学業が自然と興味を持てるものになっていたということか…な?

一方の健太。彼は小杉さんと逆に、学校の勉強より、興味のあることをより深く知りたいタイプ。こういう人は、地頭が良くても、興味が湧かなければ、勉強できないことが多い。そんな中、小杉さんの影響か、すんなり受験勉強に入っていったので、鬼に鉄棒ということだろう。

以上のようにみてみると、小杉さんと健太の学業に対する立ち位置は、全く違う。この全く違う二人が、幼馴染で仲が良い設定なの、非常にうまくできている。共に東大合格が視野に入る生徒でいるのは、二人とも中学入試、高校入試といった、合格するための受験勉強に毒されていないにも関わらず、地頭が良いからである。小杉さんは恐らく龍海学園より高いレベルの中学/高校に入れただろうが、親が大学に行かせるつもりもなく、健太の世話をみなければということでこの学校を選んだのだろうし、健太自体は現理事長のダイバーシティ方針により入学できたのだろう。良いタイミングで東大専科ができたということになるが、これはチートとしか言いようがないが、入学次の経緯を考えると、東大合格確度の高いこの二人をセットで登場させることを編み出した人は天才。

受験と学園売却阻止の両立

こんなに短い話数なのに、二つを両立しようとするのは無謀だ。なんというか、ちゃんと話としてはこなせるのかもしれないが、それぞれのストーリーに余韻がなくなっている。

ベラベラと手の内明かす先代理事長側の方々

なんか幼稚だな、相手側。これが、『ドラゴン桜』世界のフラグか。特に、高原教頭。あと、学園売却し、リゾート開発に賛成した先生方、生徒とその親たちにどう向き合うのだろう。学校としてではなく、こんなにあからさまなことすると、先生に対し突っ込んでくる人たちがいるぞ。それより、自分たちの仕事も無くなるはずだがどうするのかな?

クライマックス感

学園売却は、これまでは仄めかす程度だったので、実質的には第9話と最終回の2話のみのためのストーリー。つまり、制作側としては、受験話だけでは盛り上がりに欠けるので、学園売却という大きな話を付けようかということだろうが…学校存続話って、ドラマ、アニメではもう腐るくらいやり尽くされた設定であり、新しさが全くない。それに、変に第8話まで、東大入試のストーリーを優先したからか、情報を小出しにし過ぎて、売却話が唐突かつ具体的に迫ってきており、視聴者はついていけない。これをクライマックス感を上げる効果と言うのは無理がある。別なドラマでやってくれという感じ。

やはり、どう見ても学園売却話は要らない。第9話にしても、売却話がなければ、共通テスト前後の描写が、熱くなっただろうに。試験前の皆の描写と、試験後の藤井と瀬戸の描写が足りないよ…。それらより学園売却話がストーリー上、重要な訳は何?予告から見て、「最強助っ人登場!」とあるから、最終回に特別ゲスト的な人が出てくるようだ。ということは、その人のための学園売却話か?しかし全10話の中でやるべきサブストーリーではないな。

登場する最強助っ人

1期の矢島が弁護士になって助っ人となるというのも考えられるが、別に1人弁護士が増えてもという感じ。何かお土産持ってくるならば、そのもっともらしい理由が必要なのだけれど。それより元理事長側にいる、桜木の元教え子の米山が2重スパイという方が、合理的に思える。それならば、元理事長側に不利な情報に接する可能性が高いから。ただ、予告で桜木が「久しぶりだなぁ」と言っているので、米山はないか…

岐路に立つ瀬戸

この第9話前半までは模試の話だから、出来が悪くても、まだ頑張れば良いということで先に進めるのだが、共通テスト本番で点の良くない瀬戸は、岐路に立つ。足切りにあわなければ、全然挽回可能だが、瀬戸は戦闘能力を失ってしまう。やる気の喪失は、もうどうしようもない。ピンチである。

設定の非現実感

東大入試しか念頭にない非現実感。小橋・岩井は、科目数の少ない私大に集中したら、「良い」大学に入れたと思う。この、「良い」の判断が個人個人の入試では妥協で決まるのだが、東大専科ではこの妥協が、東大の中の選択に限定される。東大合格者を5名以上出すという、大人の賭けの為に、生徒の選択肢が極めて限定されている。これは非現実的。共通テストで点が出なかった瀬戸も、金銭的に私大は難しくても、関東圏の国立大学は他にもたくさんあるわけで、自分の人生ということを考えれば、東大にこだわりすぎる必要は、ない。

早瀬さん

小杉と健太、藤井と天野、楓と瀬戸。これらのコンビは、いい感じなのだよなぁ。しかし、東大専科は7名。早瀬奈緒が余る。確かに、早瀬はつるむというより、授業中、前を向いて桜木や水野と大きな声でおしゃべりしているイメージなんだよなぁ。

ミッチーこと及川光博氏

今回は悪人か…ミッチーも話しまくってフラグ立てまくってる。なんかミッチーの無駄遣いが酷いな。悪役やるにもオシャレにしてほしかった。まあ逆になぜか小物感が出てて良いけど。