謎解きがかなり無茶なのだけれど、でも、誰も死なないし、誰の金も奪われない。だからこの探偵ものドラマは良い。ホント良い。あと、人間を繋ぐことが大テーマとして流れているのがホント良い。ホント良いのです。
彼女について行くために辞めると言うソムリエ
金子さん、第5話にしていなくなった。代わりにオーナーの小倉がソムリエ的なやつをやると言い出す。しかも色々騒動を起こす。でも、オーナー。自分の店だからなぁ。騒動を起こしても仕方がないと言えば、仕方がない。とか言っていたら、ソムリエの金子さんが戻ってくる。なるほどね。
ただ、なぜ戻ってきたのか不明。金子が彼女について行く前に、相手の女性はちゃんと振らなかったのだろうか。この謎については説明がない。ここ、ちゃんと描いてこそじゃないかと少し思う。
骨コレクター
え?そう言うオチか?入れ歯洗浄剤を使用する人間が、砂肝の注文したから、骨コレクターだと。ええっ?楽しすぎる。これは良いわ。普通の探偵ものなら人骨であるところ、フライドチキンの鶏の骨と豚足の骨。なのにちゃんと推理がある。無理があるけれど。いや、ホント良いわ、このドラマ。
今日の賄い
フレンチ風ハヤシライス(志村作)
珍しくフレンチが賄い。フレンチ「風」ではあるが。1つ空いた席が物悲しい…と言いたいが、何でオーナー小倉はいないのか?あ、早く帰るのと同じで、ギリギリ出勤かな?
話を聞き流す夫
ジャムとチーズとフォワグラ。これで、話を聞き流す夫だと分かるのか。いやあ、参った…じゃない。流石にこれもやりすぎ、それは。でもやはり良い。
二千円札
客は久しぶりに見たと言っているが、観ているこっちも久しぶりに見た。家のどこかにしまった覚えがあるがどこだったか覚えていない。
自分勝手で良い
数日前に辞めると言い、急に飛び出したのに、すぐまた戻ってきた小倉が自分勝手だと謝ったことに対し、
良いんだよ、自分勝手で
と三舟は言う。なぜこう言うのかを髙築は、共に働く者達を家族だと思っているからと解釈する。なるほど。髙築はこの第5話では、もともと、三舟は冷たい人間と考え辞めようとまで考えていたのだが、考えを変えるところが、この回の見どころの一つ。
イジメ
小倉さんの明太子のお土産が2個だけで、高槻が「おかしくない?3人働いてるのに」と言う。髙築の分がないことをオチに使っているけれど、これ、悪質なイジメ。やられた側がかなり落ち込むやつ。これを笑いだと思ってしまうのは制作側がダメだ。この暖かいドラマで、古典的で悪辣なイジメを最後の最後に見せられるのは、何の間違いなのだろう。ちょっと信じられないほどで、全部台無し。