Golden Time

時はお金で買えません

【ボイスⅡ】第2話 衝撃度はマイルドなので色々粗が気になる


なんというか、浅いところをサラッと撫でたような展開であり、設定は衝撃的だが、重厚感はなくそれだけという感じ。見ているその時はハラハラさせられるが、振り返ると御都合主義が鼻につくというか。緊急出動、緊急司令という性格上、1つの事件を掘り下げるとかではなく、どういう対応を限られた時間でするかというところを楽しむドラマではあるのだが、厚みが欲しいと思ってしまう。

50メートル先を右に曲がった足音&前方約40メートル先を右に曲がった足音

無線の音からこれが拾えるなら監視カメラは要らない。この謎能力は、しかし他の刑事ドラマでは広い東京で偶然犯人と出会えてしまうところを、一応ドラマ的には合理的に説明していることになる。

しかし、何で都合よく樋口、石川の立っている同じ道の前方、後方を容疑者は走っていて右に曲がるのだろう。一本隣の道を走っていれば見つからないのに…やはりご都合主義が過ぎる。

石川が容疑者を射殺

これ、うやむやにされているが、容疑者が所持していた拳銃を奪ってしかも胸を狙って撃ったということになると、過剰行為として問題な気がするが、県警本部長の注意処分だけというのは、緊急避難ということなのか、官僚政治的なことか。

ただ、爆弾を体に巻きつけていたことから、足を狙って倒しても、意識がしっかりしている場合は、起爆装置押されたら大変なので、即死を狙って撃ったというのはやむを得なかったとも言える。しかし、そういうの全てすっ飛ばすの『ボイス』らしいと言える。

ようこそこちら側へ

白塗りの一味と思われる女を射殺した時に石川が女から言われたセリフ。別に石川が白塗りの一味に加わるということではないだろうから、自らの正義のために法を犯す、具体的には人をも殺すという意味なのだろうか。白塗りたちは何をしたいのかまだ分からない。

射殺された女も、個人の葛藤や欲望といった人格が全くなくて、役割通りに動き、より多くの役割をこなすための生存本能はあるが、やられたとなると命に未練はなくあっさりとしたもの。自分の命を、ゲームのように死んだらまたリトライ可能かのように考えているの不思議。この理由は後に説明されるのかな。

家の中で銃を発射する樋口

威嚇射撃で天井に穴が空いたのだが、これ、どうするのだろう。今後、この家の近所に、あることないことが伝わる。パトカーも来ているわけで。この発砲自体が刑事事件だし、この家の持ち主?の元受刑者は、引っ越すしかないのかな。この家が賃貸であった場合、曰く付きの家にはなるのかな。人が亡くなっているわけではないから、事故物件ではないだろうが。しかし天井に穴開けたのは過剰な威嚇行為…しかし、このドラマの世界ではこれが当たり前なのだと理解するしかない。

凶悪事件が起こる前に調べられている

どういうことなのだろう。これは将来解決される謎なのだろうか。事件が起こる前に調べる…どうやってそれが実現できるのか?SNSをAI分析して犯罪の予兆を掴むとかなのか?ここははっきりと合理的理由が明かされてほしいというか、明かされなければならない事実だ。

そもそも『ボイス』は、音に敏感な能力者の話なので、予知能力とかそういう能力を白塗りが持っているとかそんな話になるのだろうか。SPEC的な戦いになるのかな。

痛みコレクター石川透

石川は、心の痛みを感じることがあると、それを普通の人以上に感じ、引き受けようとしてしまうのではないか。そして職業柄、普通の人以上にそういう場面に出くわしている。そういう痛み1つ1つを集めて抱え込んでしまっている。いま、薬で痛みの許容範囲を広げているようだが、いつか痛みが容量オーバーしてしまうのではないかと思う。