Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【ボイスⅡ】最終話 1対1の対決なのでストーリーはシンプル


久遠と片桐は共犯関係、なのに主犯と思われる久遠のみ自首。だからといって片桐が黒幕ということもなく、あっさり片桐は操られていることがわかる。最終回も最初から飛ばしてくる。最終回だから、久遠と樋口の対話がクライマックス。爆破事件のマンションの中にいながら、二人だけの静かな対話というか、樋口の説得で盛り上がるの、これまでの展開からして動と静が際立つ。最初の取り調べシーンでは、久遠が静で樋口が動。ラストのマンション最上階のシーンでは、樋口が静で久遠が動。シンプルだけれど綺麗な対比。

それだけの理由で殺したのか

この言葉を使って樋口が久遠を問い詰めていくシーン。売り言葉に買い言葉というか、樋口の感情が入りすぎた誘導になってしまい久遠の真の理由が隠されてしまっているとも言える。このシーンがあってこそ、クライマックスで落ち着いて久遠を追い込む樋口のシーンが対比的になり映える。

何で手錠簡単に外せるの?

久遠が逃走し、その後の行動をするためには手錠がネック。誰が鍵を持ってるのか分かるものなのか?見つけたとして、手錠を掛けられた手で簡単に外せるものなのか?あんなに怪しい片桐はうまいタイミングで現れるし、もう一人共犯がいそうな感じがするのだが…。やはり捜査一課長はスパイじゃないのか?

爆発するまで時間がある爆弾

この設定のおかげで樋口と橘は助かるのだが、何でボタン押下を受信してから爆破までタイムラグがあるのだろう。起爆装置を作動させるのに時間がかかるのかな?そうだとしても、なぜ赤い光で知らせる機能をつけてるのだろう。そんなの犯人が視認するわけでは無いので、作り込む手間がかかるだけの無駄な機能。何でそんな手間かける必要あるの?

TOKYO MERで今シーズン見た気がする設定

イケメンで狂った爆破犯人が主人公と闘う。しかし主人公は犯人を殺さない…まんまTOKYO MERで観た設定。ストーリーは異なれど、既視感。ただ、刑事ものと医療ものの差からか、『ボイスⅡ』の方が爆破シーンは緊迫しているけれど。

爆弾フル装備のマンションは1つなの?

久遠京介ともあろう人間が準備不足だろ。というか、これが久遠の良心というか本心なのかもしれない。あくまで樋口の気を引きたいだけで、樋口の心に響かないことはしないと。

石川透

本当に死んだのか…シーズン3があったとしても、樋口と透のコンビはもう見られないのね。何というか、キャラの消費が激しいというか、重要キャラを死なせることでショックを与えるドラマはキツい。ただ、シーズン3でひょっこり「実は生きてまして…」となるのも可能な終わり方ではあった。