Golden Time

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【ナイト・ドクター】第8話 ナイトドクターと専門性の話


成瀬を使って専門性を高めることと多方面の能力が求められるナイトドクターについての問題を採りあげる良い回。成瀬メイン回は、毎回医療の問題提起があるので見応えがある。

成瀬も認めたプライバシーのない組織

成瀬が脳外科に行く行かないと悩んでいることを朝倉は高岡と深澤に話してしまう。それを知った成瀬は朝倉に次のように言う。

驚くほど口が軽いな

その通り。朝倉の恋人の話、母親の話、成瀬の裁判他、ナイトドクターメンバー間にはプライバシーが無かった。誰かが誰かのプライバシーを知ったら、それは翌日にはメンバー間が共有する。そういう組織。ようやく成瀬が言及したということか。確かに成瀬はメンバーの中でも群れないタイプだから、ナイトドクターの中ではプライバシーは守る方なのだろう。

心美メモ

逆効果じゃないか?どうも悪い方向悪い方向に向かっているようにしか見えない。行動を束縛してしまっているということかな。

メモが微妙に具体的で抽象的な中途半端なところが深澤にとってダメなのだろうな。

話が重くならない様に帰りたいけど帰れない嘉島センター長

この人が今回のコミックリリーフ。これまでは嘉島はワンポイントのコミックリリーフだったが、今回は比較的長い時間緊迫シーンでの緊張緩和役だけでなく、脳外科医と繋ぐ役までちゃんと担う。

手術で先に進めない成瀬

脳外科手術において、2回連続で途中で手術を中止している。その判断の意味。1回目は自分の能力の無さを痛感、2回目も自分の手に負えないことが分かり、最善の方法で技術のある専門医に任せたと。しかし一方で成瀬自身は自分自身のスキルの無さを痛感することにもなる。

ここで、脳外科医に完全に移る選択をしなかった理由が分からない。なぜナイトドクターに残った?後輩との現時点での実力差におじけづいた様にも取れるのがリアルで悲しい。このドラマ油断するとちょくちょくリアルがむき出しになっていてドキリとする。