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【ハコヅメ】第7話 広義の性に関する話が何故か重なる回


広義の性についてがテーマの回なのか?異性の相棒との接し方、変質者騒動から赤ちゃんの誕生まで扱っている。余りに色々な切り口で性について扱うのなぜなのだろう。性に関することという以外に共通点が見つからないように思うのだが。

緊急招集の理由

砂漠で針を探せという指示だった。

異性の刑事とペアを組む悩み

刑事でなくても、ペアとの相性の悩みは分かる。ペアが異性ということで接し方がわからず困惑する人もいるも分かる。しかし性に関する統一感のないこれらの描写、なぜ入れられたのだろうか。

桜のこと

具体的に明かされてきた。しかも積極的に川合から聞き回っていくの、なかなかな流れ。川合は決して受け身の人間ではないことが分かるし、これが恐らくクライマックスで効いてくる気がする。

桜を演じる徳永えり氏の警察官時代の演技が、川合って感じで似せてきてる。現在、藤と病院の敷地内で話す桜の演技も似てる。桜が藤と絡む度に川合は桜の事件を解決するためのおとりだという話を納得させるに十分だった。

川合はおとり

きな臭くなってきた。自分がおとりだったということを、自分以外は皆、最初から知っていたという恐怖。目的があって向こうから近づいてくる人間ほど怖いものは無いから、これはかなりの衝撃だったはず。川合はその辺りの勘は悪くないので、これまで通りに藤と接することはできなくなるだろう。ドラマが終盤に入ったのだなぁと思わせるに十分な話の進展。

コメディなのにシリアス入れるのは不自然なことが多いが、『ハコヅメ』における桜の一件は、藤と桜の関係からくるもので、地に足のついたシリアス展開だからアリ。シリアス展開でよくある大臣や官僚の類の巨大権力との戦いみたいなのではなさそうで、等身大の戦いとなりそうなので良い。

不自然に性がテーマにされたこと。

変質者の話、出産の話、異性のペアの話と、唐突に性に関する話が何故か詰め込まれていたことからして、桜の話には実はさらに先があるのではないかとも思える。

山田武志というキャラ

ウケ狙いのわざとらしい動きというほどでもないが自然な動きというわけでもなく、ほどほどに真面目に生きているのだが、何かしでかしてしまうという絶妙なキャラ。山田裕貴氏の口調も動作もあいまって、画面から見えるのはそのままの山田武志でしかない。突出したキャラではないからこそ、突出したキャラばかりのドラマの中で目立つという好事例。