コメディだけれどやはり最終回はシリアステイストが強い。コメディ要素は、あるにはあるが、ベテラン鑑識長と新任巡査になりきった鑑識作業掛け合いや、車内でコーヒーをこぼすくだり、守護天使と出会った際の川合のやりとりと、重要でシリアスなシーンに取ってつけたようなコメディ要素が入っている。これもらしくて良い。
守護天使の正体判明
農園勤務の62歳の男。免許窓口係。見守る理由も説明された。しかし最終回の相手としては非常に弱いキャラ。この弱さが日常感あって良い。最終回だからと変に悪徳大臣とか警察官僚とか出てこないからこその『ハコヅメ』。
最終回らしくないのが良い
最大の事件が世の中を揺るがす事件や殺人事件でないから、ストーリー的にあまり大した盛り上がりは無かった。ずっと藤が追いかけていた事件も解決したのに。日常感といえばそうだが、あまりにドラマ的に盛り上がりに欠け、来週も普通に続く感じ。そういう最終回って良い。シリーズ化まで期待できてしまう。
取ってつけたようなものばかり。
伊賀崎の犯人説得のセリフ
死んで許されるわけがない!借金作って家族から逃げて、人ひいて逃げて。最後は死んで逃げるつもりか。逃がさないよ絶対に。あんたには生きて罪を償ってもらうから
3年逃げられ続けた積年の恨みが、たたみかけるように「逃げる」という言葉を織り込んだ犯人に対する言葉に出ている。
クライマックスは川合の逆転ホームラン
解決すべき問題は、事件そのものではなく、桜が再び警察官として勤務すること。それを川合は渾身の演技で、警察官退職から継続に桜の考えを変えさせた。何というか、日常感とクライマックス感が両立した流れになっていて、良かったという感想しか出ない。
窃盗罪の伊賀崎
え?伊賀崎さん、川合のおにぎりを何も言わず勝手に食べちゃってるけど…それ犯罪じゃないの?あれ?しかも食い逃げ犯の捜査に向かった川合のおにぎりと、2つの犯罪に食べ物つながりまである。食い逃げが犯罪なら勝手におにぎり食べても犯罪じゃないのか?ま、お昼を食べに戻る時間などないということなのか?それにしても、ダメだろ。