Golden Time

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【家族募集します】第8話 本当の家族と疑似家族


銀治の真の家族が登場したことで、かなり話がよじれそうだが、第8話は、そのよじれる手前で終わった。全てが解決するのは次回の最終回でということになった(さすがに解決させないことはないと思う)。礼の元夫との関係のあやふやさは、どうなるのだろうとは思う。この先は描かれないのだろうか。それとも最終回で進展するのか。にじや2階の家族は解散するのかな。

銀治が倒れて起きること

銀治が目覚めたのは良いことだが、倒れたことで対応しなければならないことがいくつか出てきた。銀治自身が心配しているのはにじやの営業問題。これはその通りだろう。しかし意外にアッサリ蒼介たちがこなしてしまう。味が違うとか何とかいうクレームもない。これは蒼介たちへの報酬という問題は残っているが、問題なさそう。一方、俊平たちが心配するのは銀治の身内への連絡のこと。これは最終回に引きずってしまう。

こういう問題、前者は疑似家族でなくてもあり得るが、後者は疑似家族ならではのもの…と言いたいが、現実には親子の仲というのは難しくて、連絡したくないというのは現実でも聞く話。

夜の電車内で眠る雫のリアル

前髪が汗で額にくっついている感じ。まさに小さい子が夏に寝ているとこうなる感じ。リアルというか本当に寝ているのかな。

黒崎父娘の方が俊平たちより先に病院に着く

俊平たちは在来線に乗っていたが、黒崎父娘は病院内の会話で「何人かは私の車に」というセリフがあることから車で帰った模様。鉄道の方が車より遅いというのは少し違和感あるが、在来線で本数が限られ路線も遠回り、かつ駅から病院が離れていたがタクシーを使わなかったということかな。銀治が倒れたと連絡を受けた時も、俊平・礼は、別家族なのに川+1の字で一つの部屋に寝ていたが、黒崎はスイートルームのリビング、娘いつきはベッドルームと別々の部屋で過ごしていた。ちゃんと格差を描いている。

礼のバイト

教師の副業は懲罰対象な気がする。礼が勤める学校が公立校だったらかなりまずい秘密を同僚に握られたことになるのだが…これ、最終回で礼を追い詰めることになる気がする。ただし礼の方も、まずさに気づいたようで見つかった後は、子供の面倒を見ることに達している模様…と思ったら、夜の営業でしっかり手伝ってる。大丈夫なのか?

聞き分けの良い子供達

意図は不明だが、子供たちが聞き分け良すぎな気もする。夏休みの旅行を潰されて文句言う子もいて良いと思うがそんなことはない。実際、そういうものなのだろうか。これはどうなのだろう。

銀治の身内

銀治の部屋を家探しするまでもなく、本人が向こうからやってきた。銀治から見て嫁に当たる人物。銀治の嫁の話からは、真の家族なのに通じ合えていないもどかしさが出ている。いまにじやの二階はどうなっているのかを嫁が蒼介に聞いた時は、こっちもドキッとした。

キャベツを切って泣く蒼介

タマネギを切って涙が出るのなら分かるが、これはキャベツだから。単なる生理現象の涙ではなく、感情的涙だ。しかし今一つ何の涙かは分からない。蒼介は何に対して泣いているのだろうか。この涙の意味も最終回で明かされるのだろうか。ここは知りたいところだが。

家族は募集できるのかという本質的問題

銀治が倒れたら、本人は店のことを心配し、蒼介は本当の家族への連絡のことを心配するの良い。家族という概念に血のつながりが必要なのかという、家族募集の本質を問う問題が予告なしに蒼介に提示されたということ。