Golden Time

時はお金で買えません

【最愛】第3話 友達として話す(話してはいない)


ストーリーとしては、上京後及び現在の梨央と大輝の掘り下げが進んだが、事件については、ほぼ進展なし。第1話の衝撃と比べたら、中だるみな感じ。特に事業説明会乱入男の話は、今後のフラグになっていなければ、意味のない単なるお騒がせエピソードである。

被害者と参考人が知り合い

大輝は梨央に「できれば友達として話したい」と言う。もんじゃ屋で梨央は、大輝を「大ちゃん」と呼ぶ。しかし大輝は梨央を名前で呼ばない。呼ばないと言うより、二人称的な言葉を避けた文で話している。そんな場で、大輝は事件の話の中では、梨央との関係を「被害者と参考人が知り合い」と表現する。梨央が「やっぱり刑事だ」と言う通り、友達としてと言いながら、刑事の顔が出てしまっている。被害者は「知り合い」で良いとしても、梨央はその程度の関係ではないのは、第1話見ればわかるし、そもそも「友達として話したい」と矛盾する。そこを敢えて「知り合い」で被害者と一緒にまとめて表現するの大輝の配慮なのかな。大輝は何考えているのだろう。というより、大輝も混乱しているのかもしれない。

ぶつかる情報屋

さすがに、情報屋は自転車で向かって来て、歩いている加瀬にぶつかったのだから、跡をつけていたとは言えないだろう。偶然のすれ違いだろう。ストーリーの展開で、ぶつかる直前はもんじゃ屋での梨央と大輝のシーンで優のことにも言及しているから、情報屋が優である可能性のほのめかしということだろう。しかし、見え見えの描写。情報屋イコール弟優であると明かせば良いのに明かさない。しかしだからこそ、実は情報屋は優ではないのかもしれない。でもそうなら、情報屋って誰ってなるから…堂々巡り。しかし、この第3話ラストで、情報屋が、梨央のPCカメラを使って梨央を盗撮していることが分かったので、この自転車で加瀬にぶつかるシーンは、加瀬の持つバッグに盗聴器を仕掛けたとかそんなことなのだろう。

現在の梨央の身近にいる唯一の「家族」加瀬

面白キャラというわけでもない。第3話オープニングではモノローグでシリアスな感じで話している。しかし、梨央とのやりとりも大抵はシリアスであるが、その中に「家族」的なシーンがあったりする。これは、ずっと重いトーンで描かれる『最愛』唯一の癒しの時間になって良い。しかしその時間がなんとも短い。こう言うシーンもっと観たいと思う。

渡辺康介の父と梨央の相似形

一方は行方不明となった息子を探し、もう一方は行方不明となった弟を探す。同じ立場。異なるのは、息子探しの方は生死不明のまま探しているが、弟の方探しの方は生きていることは分かっている。この違いは大きい。

また、渡辺の息子は犯罪者だが、弟がもし情報屋だった場合、姉を守るために犯罪を犯しかねない。こういうのも対比的になっている。

行方がわからない身内という視点で観ると、色々構造的なものが見えて来る気がする。

事件について

特に明かされた謎というものはない。どちらかと言うと、お互いが葛藤する中で梨央と大輝の会話が進んでいることを厚く描かれていた感じ。

最愛の人、優

梨央の最愛の人は弟の優ということで確定して良いのかな。それとも大輝なのか。本命はどちらなのかまだまだ分からないが、ドラマのタイトルなので、『最愛』が、誰が誰の最愛なのかというのは一番のポイント。ひょっとして父が梨央の最愛の人とか、梨央が加瀬の最愛の人という可能性もなくはない。