Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【最愛】第7話 周りが慌ただしくなってきたが、姉弟は何故か変わらないままの回


前回と今回で梨央と優の2人には余り変化がなかった。しかし2人の周りの人間の環境は激変した。大輝は捜査から外され、橘は強気な態度が消え、後藤は狂気が表に出始める。こういう対比的な表現は面白い。

事件を中心に物語が動いているので、最終回に向けて、犯人の可能性が低くなった梨央と優より、真犯人のフラグ立てやフェイクの行動を描くことに比重が置かれ始めたということかな。

梨央と優と加瀬のお買い物シーンは、もはや空いた時間を埋めるためのオフショットとさえ思えて良かった。なんというか、番宣でお買い物番組に出ているみたいに浮いた感じ。

穏やかな日々と不安な日々

幼い頃一緒に過ごした姉弟がまた一緒に暮らす。ベッドで寝るのはどちらかのジャンケンをしたり、身の回りのものの買い物をしたり。ほんのささいな幸せ。これは、まだ子供だった頃にやり残したことを、やり直しているのだろう。離れていた時間にできた互いの距離を埋めるために。

しかし2つの殺人事件の取り調べを2人とも受けるというもう一方の現実。

橘しおり

強気なというか不敵な表情が消え、過去も明かされ、涙を流し、物語の中心に躍り出てさあ主人公を食うぞというところで、いきなりの転落死。ストーリーとして綺麗すぎるまとまり方をしている。

ただし、何というかドラマとしてもっと役割を与えられても良いキャラなのにという感じ。

姉弟に寄り添う加瀬

親代わりというよりもはや親という感じ。ただ、加瀬自身のプライベートはあるのかなというくらいに。後藤に対する半ば脅しとも取れるような口封じといい、梨央と優のためには何でもしている。2人の父達雄が生きていたらそうするだろうなということ以上のことをしているかもしれない。というか、達雄が加瀬を見たらどう思うだろうか。

捜査から外される大輝

情報が直接得られなくなったが、桑田から得られるので、身動きが取りやすくなったのかもしれない…いや、やはり捜査の第一線に身を置くことに比べたら制限あるか。ただ、優にも自由に会い始めたし、何か取り憑かれたようになった感じが多少和らいだから、やはり良かったのか。

ただし、大輝が捜査から外れることによって、大輝が得られる捜査情報は限られることになる。それがポイントというか、シナリオ上、そうする必要があったから外れたのではないかな。

追い詰められる後藤

自分側の人間の甘い行動に怒り専務室で暴れ、雑誌編集長にはめられ、物語がクライマックスに近くなったなという感じ。ラスト近くでは大きなスーツケース運んでいるし、もうこいつダメだろ。と思ったら、次回予告では行方をくらましたらしい。行動が直情的になっているが、そんなだったっけ、この人のキャラ。裏で画策する人だと思ってた。まあ、優を見破れなかった時点で負けだけど。

それより、専務室で大暴れしていたけれど、ガシャンガシャンいってたから、ガラスとか陶器とかやっちゃってると思うのだが、誰が片付けたのだろう。本人?

それにしても、中の人である及川光博氏なら、鼻血演出などなくても、顔と身体の表情でクレイジーさを表現できるのに、もったいない…と思わずにいられない。

梨央、大輝、優の3人で牛丼を食べる

梨央と大輝が箸を左で持っていて、右に持つ優がマイナーなの良い。また大輝だけ割り箸なのはお客様だから当然として、でも細かい。