教養なく天賦の才のみで生きている暢子が、なぜか新聞社のボーヤに。しかし、放送上は1週間とあっという間に新聞社を卒業。それだけでなく、チーズについての教養も身につけて「アッラ・フォンターナ」に戻ってきた…という展開、なんだかなぁ。
大城オーナー版プリティウーマンなのかな?
第36回 クビ回避の次の回で再度のクビ宣言
小学校卒業のみだが勉強熱心な大城オーナーと高校を出ても新聞は読まない暢子
まあ、比嘉家では新聞を取っている気配はないし、暢子はメモは書いていたが、読むということが好きであったり得意であったりという描写はなかった。教養を身につけることは、学生時代までは環境に大きく左右されるので仕方ない面もある。だから暢子はこれからということではあるが。大城や料理長に言われても、今のところやる気はなさそう。それをわざわざ新聞社に行かせて教育させるなんて、大城オーナーどんだけ優しいのよ。
借金はどうなった?
比嘉家は、これまでしまくってた借金はもう返したのかな。良子が結婚後もお金を入れていた様だし、歌子は決まったとはいえ就職前だし、これから取り敢えずは、優子1人で返すことになるのだが。あと、家事も優子と歌子の2人でしているはずで。年々キツくなるはずだが…
就職先を決めた後にオーディションを受けたくなる歌子
ああ、歌子まで決まった就職先を辞退することになるのか。何というかこの家族…同じことを繰り返す。
君はなぜここで働いてる
と暢子に問う食通風のお得意様。これに、
一流のイタリア料理のコックになりたいからです
と簡単に言ってしまう暢子。2年近く働いてこれか。
ああ、暢子の教養のなさ。客商売をやっていけないほど教養が無いことをお得意様に指摘された…と言いたいが、暢子はまだ二十歳そこそこ。それまでの育ち方から考えると、仕方ない気もする。ただ、向上心が全くない様に見える点がダメとは言える。しかしそれもオーナーは2年近く放置するのではなく、新聞社に行かせるくらいなら、もっと早く手を打ってあげなよとも思う。
再度のクビ宣言と回避の条件
何というか、クビ宣言しながら、直ちに回避の条件を出してクリアさせる。このドラマ、これ繰り返すのか?次から次へと試練が出てくるマンガをやるのか。そもそも前回クビを回避したばかりなのに、またクビ宣言とは。
大城オーナーの考え
クビ宣言しながら回避条件を出すこと繰り返しても、暢子の根底にあるダメな部分は改善しないのではないか。大城オーナーには何か思いがあってのことだというオチがあるのであろうが、そのオチとこのクビ宣言はちゃんと繋がるのかな。結構ズレているのではないかな。
大城がやりたいのは、暢子に立派な料理人にふさわしい教養を身につけさせることだろう。そして、暢子の性格としては、クビをちらつかせて強制しなければやらないことを分かってやっているということなのだろうが、クビをチラつかせるというのはねぇ。
電話
歌子の側に相談したいことがあるから電話をかけているのに、暢子の方から色々聞いたために、相談が始まる前に歌子の10円玉が無くなる。そしてどちらもかけ直すことをしない。沖縄と鶴見で何度も電話しながら、電話は必要があるから必要のある方が架けていることに、暢子は未だ気づかないのか。
ありえん
再度のクビ宣言をされた後、この言葉をやはり言ってしまう暢子。これは言う相手に気をつけた方が良い。言っている側は、あり得るから言っているわけで、しかもクビにすると言っているのに、言われた側がありえんと言うのは、言う側を下に見たニュアンスが出てしまう。もう「アッラ・フォンターナ」で働いて2年になろうとしているのに、暢子は何も変わっていない…「ありえん」ってこういう時に使うんじゃないの?
第37回 どんだけ偶然重ねたいんや
ボーヤさんでも最初は何もできない
新入りは仕方がない。しかし、先週は「アッラ・フォンターナ」に入ってミスばかりしていたわけで、2週連続で、新入りで右も左もわからずドタバタする描写ばかり見せる必要があるのだろうか。週替わりで仕事を転々とするドラマなのか?
真面目で正直で明るくて、人柄は100点満点
新聞社では、そういう評価になるのか。人の評価は難しい。それとも、大城オーナーの顔を立てているのかな?
青柳和彦と再会!
…しかし、道で偶然の方が有り得そうなくらいの、ありえんタイミングの出会い。会社も下宿も同じ…ありえん。何かもう無茶苦茶な有り得なさ。下手な漫画でもこうはならない。ご都合主義極まれりで、どうかしてる。これでは再会の感動も何もない。
和彦の父が亡くなったことを聞いた際の暢子のセリフ
まさかやー…。
沖縄方言としては、これで良いのか?何かお悔やみの言葉を言うべきではないのか?御社、弊社も知らないくらいだから仕方がないのか?
一方、視聴者こそ「まさかやー」と思った。なぜ和彦の父親を殺す必要があるのか?比嘉家の父親も殺しているし。なぜ父は亡くなるのか?
歌子、今度は10円玉たくさん用意してる
前回10円玉切れ起こしたからなぁ。それでも今回も暢子は電話を受ける側でありながら、自分のことをまず話す。ダメだって、まずかけた方に話をさせないと。
和彦と愛の関係は明かされず
これからだな。ま、色々あるのでしょ。このドラマでは悪い意味で何でもあるので。
続々集結中
智に始まり、和彦までやって来るし、歌子もオーディションで来るだろうし、鶴見の暢子の周りにやんばる関係の面々が続々集結している感じがする。これは史実的に有り得たことなのだろうか。
第38回 和彦の思いの甘さ
愛は和彦の恋人
…だけでなく、運転手付きのお嬢様か。情報解禁されてきた。暢子も自然に愛を和彦の恋人と理解しており、この辺りは常識的…というか、暢子は恋するという感情をこれまで持ったことはあるのだろうか。そんな描写は一切なかった気がするが。
読者に共感を得られる深い記事
うー、難しいこと言うなぁ和彦。自分で自分の書く記事のハードル上げているぞ。まあ、研究者の遺伝子を受け継いでいるから大丈夫か?…と思ったが、やはりそんなに甘くない。
暢子に優しすぎる田良島デスク
新聞を読んで新聞を大好きになろう大作戦
暢子のことを"人柄は100点満点"と言うだけあって、暢子の状況を分かった上で新聞をとにかく読めと、手取り足取り感あるアドバイスをしている。これ、「アッラ・フォンターナ」の大城オーナーの力ということだと思うが、ひょっとして常連客であり新聞社とも関係のある淀川か?
アレッサンドロ・タルデッリの取材が急遽可能となるブレーン
ブレーン…誰?これも大城オーナーだとは思うが…常連客であり新聞社とも関係のある淀川の可能性も捨てがたい。それとも別の人?誰なんだろ?
青柳和彦に厳しい田良島デスク
青柳和彦に厳しい田良島デスク。当然すぎる指摘。しかしそれは、タルデッリの取材を可能にしたブレーンへの礼儀。これは色々繋がって来る予感。イタリア南北の料理の違いを理解し記事にしろと言うのは、そのブレーンが意図したことなのではないだろうか。
タルデッリは何故日本語話せるの?
これ、誰も突っ込まないのはドラマだからということなの?それとも日本語を話せることに理由があるの?インタビュー受ける程度に日本語が話せるのは、かなりだと思う。日本で暮らしていたか、日本人と暮らしていたか…。この物語の関係者でイタリアに滞在したことのあるのは、東洋新聞社のブレーンにもなりうる大城オーナーしかいないなぁ。
タルデッリも知り合い関係なのかな?
タルデッリさん、取材嫌いなのに東洋新聞社のブレーンの一言で取材を受けることになった。大城オーナーのイタリア修行時代にタルデッリさんと関係があったとかそんな感じなんだろうね。『ちむどんどん 』は、とにかくありとあらゆる人物が関係を持っているドラマだから。それはつまり、なんでもありのドラマということ。もうね…
歌子のオーディション
どうなったのだろうか。和彦の記事より興味ある。沖縄の名護中央公民館で予選審査が行われていた。上京するには本選審査に進まなければならない。あんなに受け答えはボロボロでも歌自体がよかったから予選合格は確定なのね。
今回すごく観やすい
何故だろうか考えたが、暢子が表に出ておらず、和彦メインの回だからだ。和彦は、田良島デスクから何か言われても、暢子のようなリアクション芸をしない。だから、和彦が厳しめのアドバイスを受けても落ち着いて聞いていられる。これが暢子なら、いちいちリアクションするので、その度にアドバイスの流れが止まってしまう。そういう辺りが観やすさなのだろう。
そして、これが大切だと思うのだが、今回は、暢子も田良島デスクから新聞の読み方のアドバイスを受けるシーンがあった。ここで暢子はリアクション芸を見せることはなかった。つまり、今回は全体を通して意図的に、これまで対比穏やかな回になるように作られていたと考えられる。その意図は分からない。
あえて考えてみると、今回は和彦が、大きなことを言ってやりたい記事の担当となり、新聞社ブレーンのおかげで取材お断りの人物に取材をする機会を得、それなのに自身の取材の甘さを思い知らされるということが詰め込まれたシリアスメインの回。そんな中に暢子の大声のリアクション芸が入る余地がなかったということ。
第39回 いよいよ暢子のリアクション芸封印か?
「それを聞き出すのが、俺たちの仕事だろ」
暢子は、和彦が仕事について田良島デスクから強く指導されるのを聞いて、仕事に真剣に取り組むことを肯定的に理解したということかな。
しかし、田良島デスクは、厳しさと優しさを併せ持つ上司だな。和彦を未熟だとは思っているが、一人の人間として扱っているのが手に取るようにわかる。和彦、恵まれてるなぁ。そして、そんな田良島デスクに暢子を預けた大城オーナーも分かっているなぁ。とはいえ、何で大城オーナーはそんなに暢子に優しいのかと。田良島デスクが和彦に接するのと、大城オーナーが暢子に接するのは、アプローチから何から同じであるように思える。このドラマ、良い上司と我が強すぎる若者の話か?こんな対比要らんなぁ。
歌子のオーディション結果
合格のハガキ。そりゃそうだ。歌子は東京というか鶴見に行かないといけないからね…と、思ったが、次の段階で倒れて失格に。意外性の展開。前回の和彦挫折の際の暢子のリアクション芸封印といい、物語のトーンが少し違う方向になってきたか?今回も暢子のリアクション芸は無かったし。
ブレーンは、大城オーナー確定
大城オーナーとは、タルデッリの兄弟子繋がりだったのかぁ。
探すしかない
10年分の投書から1つの記事を探すという途方もないことに和彦と愛はひるむが、暢子は探すしかないと前向き。こういうところは暢子…なのだが、探すより目についた他の記事に夢中になって進まないという描写がある。こういう描写、余計だと思うのだが…まあ、そこから強引に歌子の2回目の予選の話に繋げるのだが。
夜遅くにいよいよ本気出す
夜遅くになって和彦、愛、暢子の3人は、いよいよ本気を出す。そして当然、該当の記事を見つける、暢子が。ここは和彦だろと思うが、まあ主人公は暢子だから仕方ない。そして、その瞬間に瞬間芸はない。それだけでなく、今回も暢子の唐突な発声はなかった。暢子の瞬間芸は封印されたかな。これ、当初予定通りなのか、余りに視聴者等から「ありえん」「まさかや」を連発しすぎと言われたからなのかどちらなのかな。丁度、暢子の仕事に関する心構えが変わったタイミングだと思うので、予定通りなのかな。
探していた記事の中身はどうでも良いのか?
既に夜が明けてから、ようやく記事を見つける。喜ぶ和彦、愛、暢子。まあ、それは良いとして、記事の中身が重要だと思うのだが。そこにタルデッリの秘密があるのは明らかなのだから。それについては今回全く描かない。記事があったと喜ぶところで終わってしまった。焦らすね。
歌子のさりげない賢秀ディス
良子は先生になった、暢子はコックになった、それなのに、なぜ自分は何にもなれないのか…と嘆く歌子。いや、待て、暢子はコックになってないし、そもそも1人抜けてるだろ。歌子、無意識に兄弟を選別している。
本日も観やすかった(2日目)
今日も「ありえん」の類を突然叫ぶリアクション芸は無かった。だからストーリーが自然に流れた。まあ、今度は逆に陳腐な展開にも思えたが。でも朝ドラはそれくらいで良い。絶叫展開や何かをかけた勝負は要らないのよ。
第40回 2つのミッションクリア
タルデッリと歌川光子さん
タルデッリは昭和18年つまり1943年に日本に軍艦で来ていてイタリアが敗戦したため帰れなくなったのか。だから日本語が話せるのね。それは良いとして、1968年5月14日の匿名の投稿の投稿者が特定できたと?しかも遺族のコメントまで取れた?いやいやいや、ありえん。タルデッリとのインタビューは記事を見つけた当日の朝だよね。あれ?しかし、タルデッリは、何故東洋新聞にそんな投稿があることを知っていたの?あれ?別れさせられた後、光子さんはイタリアに帰る前のタルデッリに投書欄を使って知らせようとして、タルデッリはちゃんと読んだということか?しかしその記事は、現在所持しておらず、もう一度その記事を読めるのなら再取材を受けるという条件だったのか。
ちむどんどん
場違いに叫ぶことなく、穏やかに言った。これなら良いのよ。言葉自体は直す必要はないから。しかし…アイエナ!アキサミヨー!と叫んでしまう。まあ、これは仕方ないか。突然の大城オーナーからの電話、かつフォンターナに戻ってこいと言う電話だから。
2つのミッションクリア
和彦は朝までにタルデッリが指定した東洋新聞投稿欄の記事を見つけることというミッションを、暢子は東洋新聞社でのボーヤの仕事のミッションをクリアした。
しかし、1週間だけで描かれた東洋新聞社ボーイミッションとは何だったのだろう。そんなことでパルミジャーノ・レッジャーノの説明をスラスラ言えるようになるものかな。普段から知識に対する関心が高まったと言うことかな。
出産時に石川博夫がいなかった理由
予定日より5日早かったからか。なら仕方ない。色々不穏なこと考えてしまった。
天城勇一
一言ながら東洋新聞社のエースに褒められた和彦。結局、和彦は挫折することなく、今回のタルデッリさんの騒動は、和彦がステップアップしただけの成功譚なのね。今後ストーリーに絡んでくる予感はあるが、暢子のボーヤミッションは終わっちゃったんだよなぁ。どうなるのかな?
賢秀容疑者
ああ、手慣れた常習の詐欺師だ。なんで登場する都度、借りた金を踏み倒してるの?やってることは弁解の余地のない犯罪なんだよなぁ。
ただし、突然姿を消すということをせず、置き手紙を残して去るのはなぜなのだろう。借金したことにつき言い訳のできない証拠をわざわざ残しているだけなのだから。
いずれにしても、賢秀はもはや詐欺の常習犯。まあ、しかしこういう人、いたんだろうなぁ…と過去形ではなく、今もいるんだろうなぁ。だからと言って、逃げているはずなのに堂々と胸を張って歩いているシーンは見たくはない。なんで清々しく歩いているのか理解できない。
来週はおでんの屋台?
なんというか、先週はクビをかけたペペロンチーノ勝負で、今週は新聞社修行、で、来週はおでん屋台の課題?なんだこれ。毎週違うミッションに対して戦ってるけど、その度に月日が経過している感じなのだよなぁ。暢子は何がしたいのか?というより大城オーナーは何をさせたいのか?暢子の人生の貴重な時間の使い方を、説明なく大城が決めて良いのだろうか。