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【ちむどんどん 】第118回 和彦が変なこと企み、それを暢子がぶち壊す回


何でこのドラマは、人の恋愛について、毎度毎度毎度、周りが余計なことをするのかな。歌子と智の関係について、薄々気付いているというのならまだ良いが、宴会の参加者全員が、いや一名を除きだが、智の登場を待機しているなんて、どんな相互監視社会なんだよ。プライバシーゼロではない、マイナスだよ、これは。

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深夜、歌子と優子の恋話を盗み聴きする和彦

何で盗み聴きするのが和彦なのかと思ったが、これが余計なお節介の始まりだったのね。他人の恋愛にいらんことする遺伝子は、和彦にはないと思うのだが、比嘉家、沖縄の人々と関わりすぎたか。

4年以上の時が過ぎてるんだっけ

『ちむどんどん 』再オープン騒動してから4年以上経ってることになってるんだけど、その間、智と歌子の関係はあの程度しか進んで無かったのか。というか1ミリでも進んでるのか?

プライバシーの少ない家の構造

これは東京の『ちむどんどん 』2階もそうだが、寝室の区別は襖1枚的な感じ。だからプライバシーは不十分。それで和彦は歌子の智への気持ちを知ると言うのだが…。智も歌子も上京していた。その際も、視聴者的には2人の関係は分かっていたのだが…和彦はいつ知ったのだろう。ひょっとして今回の盗み聞きが初めてなのかな。そうだとすると、和彦も暢子並みに鈍感だな。

歌子の自虐的な嘆き

今日以上の日はもう…

キスは直前でできなくても、今日みたいに幸せな日はもうないと言う歌子。実際にキスするか否かではなく、そのシチュエーションになったことで智の気持ちが分かったと言うことなのだろうな。同じように智が言葉より先に行動に移して行っても、気づかなかった暢子と違い、歌子は感じることができた。というより、待っていた。待っていたからこそ、受け取り方も違うのは当然ということか。智の行動に対する、暢子と歌子の類似と相違は綺麗。

みんなで幸せになります

歌子が少女時代に言ったこの言葉。良い言葉のように言っている、この言葉を優子は信じている。これの怖いところは、これまで描かれたエピソードを見ると、比嘉家5人の幸せのためなら、他の全人類が不幸になっても気にしないという意味に取れるということ。これまで他人の気持ちを踏み躙って自分たちの幸せにだけ注力してきた。それを象徴するのがこの、「みんなで幸せになります」なのだよなぁ。

つまり、「みんな」の中に入らない人間は、眼中に無い恐ろしい言葉。最終回近くまで来ているはずだが、改めてこの言葉を出してきたかという感じ。思うに、結婚することで暢子がゲットして以降の和彦の人形ぶりを見ても、夫でさえ「みんな」には入らないのかという感じがする。良子の夫、博夫の扱いを見てもこれは感じる。

ちむどんどん するかしないかだよね

暢子は和彦に問う。何言っているか観ていて分からないし、和彦も分からないみたい。言ってる暢子本人は分からないから聞いているとまで言う始末。暢子はこの言葉に確信を持たない模様。何か人生の岐路に立っているのだろう。

角力をとろう、沖縄角力

和彦は、自分が勝ったら、智は歌子に気持ちを伝えろと、沖縄角力の勝負を挑む。それに対し、売り言葉に買い言葉なのか、智は、

俺が勝ったらお前の言いなりにはならない

とか言う。え?智、何言ってるの?勝負しなくても、そもそも他人の言いなりになどなる必要はない。負けたら和彦の言いなり、勝っても何もメリットは無い。智は勝ちのない戦いを受けている。

この沖縄角力勝負、賢秀の入れ知恵だと言う。なぜ和彦は賢秀なんかにアドバイスを求めるか。そもそもこれにより、賢秀まで、明日の集まりで、出席者の皆が智に何かさせようとしていることがバレてしまう。こういう情報伝達ダメだなぁ。今の感覚だと、個人情報保護的に最悪。

ただ、頭で色々考える記者という仕事の和彦が考えても、智の思考は分からないということで、和彦の中で、智と近い思考をしていそうな賢秀に相談したというのであれば、確かに和彦は記者として考えた行動をしていたと言えるのかな。

それにしても、和彦は大学出の知的エリートの役回りかと思いきや、かなりトンチンカンで、暢子に振り回され、しかもそれに疑問を持たない役になっているの不思議。このドラマには高い知性を持つと感じられる人は、ほぼ出てこないの不思議。和彦の父くらいか。なぜ和彦がそれを受け継いでいないのか謎。

智の足の怪我

歩いている姿を見ても、角力をとっている姿を見ても、前日、歌子の肩を借りて小屋に入らねばならないほどの怪我を足にしているようには見えない。やはり智も嘘つき確定か。

智の足の怪我の真実性。今回は、唯一、角力で足をかけられた際に声を上げたが、これは痛いからなのか、技を掛けられたからかのどちらかは分からない。しかしこれくらいしか智が負傷していることを認識できるシーンはない。やはり、怪我をしてないよなぁ。

突然の事故を簡単に消費するの2回目。1クールの破綻したドラマならともかく、連続テレビ小説なら1回でも酷いのに、2回もやるか。しかも事故に遭うのは、2回とも智。何で同一人物で繰り返すのだろうか。

やんばるの野菜に関心をみせる暢子

あなた、先週まで豚肉にこだわっていたぞ。まあ、実は4年以上の月日が経ってるのか。興味も変わるね。4年以上の月日…もう十分だから矢作、独立しろよとも言える年月。

ラストシーンのドタバタ

なんだこれは。暢子はポンコツということを、この期に及んでも表現したいという制作の意気込み分からん。

ラストシーンの暢子のドタバタ。結婚しても、自分の店を開いても、子供を持っても、自分のことのみにしか関心がなく周りを見ずに行動する性格は治らなかったことを象徴するシーン。半年描いてきて、主人公が成長しないドラマだとワザワザダメ押しするエピソードを入れてくるの衝撃的である。いや、転校してきた和彦への対応など、少女時代の暢子はもっと気配りできたと思う。主人公のキャラが成長どころか劣化しているのを朝ドラで描いているのか?

最終回が近づいたこの時に出てきたメッセージ

「みんなで幸せになります」について優子が熱く語ったり、暢子が空気読めずに智に自分の要求のみを言うために詰め寄ったりと、敢えて描いてきているのは、制作のメッセージなのだよなぁ。非常に難解なメッセージに思えるが…どうなのだろう。

暢子のゆし豆腐要求

ゆし豆腐持参要求に対し正当な権利があるかのように智に詰め寄るが、これ、そもそも暢子は代金払うつもりはなく、しかもたくさん持ってこいと要求していたもの。無償でもらおうとしたものを忘れた智に対して、強い口調と厳しい表情で詰め寄る暢子の姿は、もはや狂気を帯びている。これ、コミカルな音楽が流れていたが、ホラーである。

暢子の暴走を止める身内

和彦が暴走する暢子を智と歌子から遠ざけ、良子が「静かに!」と言い、博夫が「おとなしくしてくれない!?」と言う。流石に家族でも暴走したら直ちに止めるか。これ、比嘉家の一員歌子が幸せになることの妨げになりそうだから止めたのだろうな。この時は空気を読めない暢子が、歌子が幸せになることの妨げになるから。だから逆に言うと、大人は他にもたくさんいたのに、その3人以外は暢子を止めなかったとも言える。

告白見学会

和彦が暴走する暢子を智と歌子から遠ざけ、良子が「静かに!」と言い、博夫が「おとなしくしてくれない!?」と言う。こんなセリフを言うというの、見方によれば、智が歌子に告白もしくはプロポーズ?するのを皆が待ち構えていたということにならないか?何かおかしくない?見せもの?娯楽?

和彦、せっかく沖縄に来てるのに、なぜか暇そうにしてるな

義理の母に遠慮してるのかな。ライフワークの沖縄の歴史についてガンガン取材するチャンスなのにな。

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