サスペンス要素は、ほんのちょっぴりフレーバー程度にはあった。海辺の岩の上にポツンと置かれた携帯と、ラスト近く、舞が貴司を見つけるシーンのBGM、画面の雰囲気が加工されてる感じ…結構あるか。
岩倉家に駆け込む貴司父母
この時代もまだ近所付き合い…というのがあるのか。いまだと、この手のことで近所に相談というのは、あまりないのではないかな。
会社に電話した結果…
3日前に退職。舞が電話すると、浜の岩の上という不穏な場所に貴司のものらしい携帯が置いてある。
貴司のことを何も知らんかったと言う舞
その後、その後、これまでの貴司が置かれた状況の大変さのフラグが何本も立っていたことを思い出し、それが何も知らんかったんやないへつながる。何も知らなかったことが、友人としてどこまで関わるかの問題ではなく、変だと気づいていたが、自分のことで頭が一杯だったと。舞は大事になって貴司が出していた多くのフラグを思い出す。
前の日まで普通に働いてたのに…
…と会社の人は言ったらしいが、「普通」とは。夜間呼び出しや残業も多かったみたいだしね。その会社の「普通」もしくは、当時のSE業界では「普通」ということかな。
小学生時代に舞からもらった五島の絵葉書の景色…
だから五島に行きたいというの、説得力ある…かな?感じ方は人によりそう。
貴司から電話があったと『うめづ』まで走って来てから貴司の父母に伝える舞
ん?携帯電話持ってるんだから、走って『うめづ』に行く前にすぐに電話をしてあげなよ!
舞と久留美が五島へ行くことに
3人が五島の灯台で揃い踏み…まで描いたが、会話までは描かず。明日はここからかな。確かに景色は良い場所。
文学の勉強は大学行かなくても行ける
それはそうだが…。
文学の勉強は大学行かなくてもできるという貴司の考えは、パイロットになるために大学辞めて航空学校に行きたいという舞の考えと対になると捉えるのは、無理筋かな?この2人の考え方は、時間の価値の話かもしれない。
「文学の勉強は大学行かなくても行ける」という言葉を、貴司はどういう考えで親に言ったのだろう。実家の金銭的負担を考えてのことも考えられるし、『デラシネ』八木の思想に影響を受けている可能性もありそう。
何かサスペンスモノっぽいBGMと映像
舞が絵葉書の灯台の場所に貴司を見つけるまでのシーン、これはシリアス。で、次回に続くと。
貴司につき今回明かされたこと
- 両親には3日連絡していなかった
- 前日まで普通に働いていたのに会社は辞めた
- 絵葉書の写真の場所に行きたくて五島に来た
- 連絡窓口は舞の携帯を選択
母が電話をかけても出ない息子
形式的には悠人と一緒。重大度は全く異なるけれど。
比較的シンプルでゆっくりとした回
今回は、いなくなった貴司の居場所が判明し、舞と久留美が向かうという流れに徹した回であり、その意味で何も特別なかとは起きていない模様。ひょっとして起きてる?
『舞いあがれ!』としては展開のスピードが遅いとさえ思えた回だった…何か重要なこと見逃してるかもしれないが。