Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【相棒21】第6話 漫才としては、中園参事官と内村刑事部長のコンビが一番だった


今回一番の漫才は、中園参事官と内村刑事部長の安定のやり取りに尽きる。

スイートドリーマー

バカ高い布団を売る会社…騙されて買ったお年寄りはその布団で甘い夢を見て、会社は、高額の売上げを得て甘い夢を見るということか。

被害者の伊藤は、元お笑い芸人なのに愛想笑いひとつできず、笑えない人間になっていたと。全くスイートでもないし、ドリームも見えない会社に勤める殺人事件の被害者。しかし彼は笑って死んでいた…と。

中園参事官と内村刑事部長の漫才

中園が第一声を発する前に、チラと内村を見るのが良い。声に出したら引っ込められないけれど、内村は何をいうか分からないから。案の定、中園を全否定。このやりとりは漫才なので、今回のストーリーの流れに合致する。

金髪の青年

髪を染め出したぞ…まあ、こんなに明からさまなのは犯人ではないな。

伊丹・芹沢・出雲

今回は出番なしなのか?と思っていたら、まさに放送時間の丁度真ん中、折り返しのタイミングで出てきた。そして事件解決の情報を持ってくるし、ラストのオチの情報をチラ見せしてくれる。やはり伊丹のチームは偉大。

ネクラシス

…それが笑う死体が見た最後の景色というオチ。"ヨネクラシステム"で被害者が見たのは"ネクラシス"だったのね…と仕込んでいる割に雑な終わり方の感じがする。今回はこのネタ1本の回だった。

救いがない話というかよく分からない話

被害者が組んでいた2つの元漫才コンビの相方が時間差で同じ待ち合わせ場所に来るというの、何か変な感じ。しかもそこに存在も知らなかった息子まで時間差で来るとか。ちょっと無理ある。

それにしても、問題のお金の束を持っているし、紗矢の息子だし…で、金髪の青年が容疑者となっていてもおかしくない流れだった。被害者伊藤は迷惑者でしかなかった。

右京の説教

今回の犯人にはあるかなと思ったが、無かった。利己的というより事故的であるし、殺す意図はなかっただろうし、借金の返済受けられなかったこともあるし…だけれど、何故か右京が切れると思った。キレなくてよかった。

被害者伊藤真琴という名前

これ、どこにでもいそうな、性別も問わない名前。漫才師として大成するような特別な人ではないという意味があるのかな。

文字は変わっているが「いとうまこと」は陳腐な名前。被害者が芸人として成功する感じではなく平凡なところが、この名前のポイントではないかな。

美和子

『こてまり』で完全に居場所確保したな。今後、どんな展開になるのか?『こてまり』シーンに女将的ポジション2人は要らないと思うが。

ネクラという言葉

時代を感じる。

全体の印象

バラバラのエピソードがつながっていくタイプの推理ものだったけれど、救いがない感じ。被害者は笑って死んでいたと言うが、それは全体のストーリーとは特に関係ないし、右京がいなければ、紗矢とその息子に容疑がかかったかもしれない。2人の元相方+1人の実子と同じ場所で近い時間で会うとか中々不思議な進み方であり、無理というか強引過ぎる展開。