舞が朝陽くんに簡単に対応できるとは思えなかったし、それは貴司にしても、祥子にしても同じだった。朝陽くんのようなキャラを出して、生きづらさを描いた落とし所を制作はどのようにするかと思っていた。しかし予告を見ると、次週からはまた東大阪に戻るみたいなので、朝陽くんの件は星空クラブに行く気になったことをもって一旦の結末なのだろうが、非常に難しいものに意欲的にチャレンジしたのに、消化不足で終わったなという感じ。
朝陽くんのエピソードは、あくまでサブストーリーだろうから、これが限界な気がする。ただ、舞と貴司は息のあった夫婦ぶりを発揮したことは覚えておくべき。そしてその近くに一太は居たのにただのモブでしかなかったことも。
先週、舞は柏木とあんなにラブラブだったのにね!
親子?兄姉弟?
舞、貴司、朝陽…この3人が縁側に座っていることから生み出される不思議に波長が合う感覚、これは家族のような雰囲気。舞が何故か飛行機の練習を始め、貴司は歌のアイディアを練る。一緒に居ながらも二人は勝手なことをしている。それに挟まれた朝陽は、
変人に挟まれてる
と呟く。その通り。しかし朝陽にはそれが居心地良さそう。なぜなら自分も"変人"と分かっているから。
さくらが話す、むっちゃんの話
長く続いてるな。というか最早妄想に近いのではないかと思えるほど、むっちゃん自身は出ないのに情報が小出しされてる。古典芸能みたいな感じ。むっちゃんは、さくらが歳を重ねることと関係なく、一度も画面に現れないままむっちゃんのままドラマは終わるのだろうなぁ。
朝陽くんは貴司とは気が合う
気が合うというより、貴司が合わせているのかもしれないが。ただ、貴司は考えてやっているのか自然にやっているのか小学生の昔からわからないとこあるからなぁ。
貴司暇そうだし、暇そうなのが自然。航空学校の仲間たちとは完全に生きるスピードが違う。
朝陽の母の心配
過去のトラブルを気にして、小中学生が集まる場に朝陽を行かせることをためらう。そうだろうなぁ。選択の基準は過去の積み重ねだから。
3人の並びが変わった
オープニングでは、左から舞、朝陽、貴司だったが、中盤では貴司、朝陽、舞になっている。
会話の口火を切る人が左ということかな。
星空クラブに行きたくない
行きたい気持ちは太陽くらい、行きたくない気持ちは地球くらい。行きたい気持ちが大きいけれど、行きたくないのだと、誘導されて朝陽くんは答える。しかし、本人が書く真の理由は、しかし、本人が書く真の理由は、
行けってうるさい
だった。行けと言われて嫌だったが、行くと言っていたと。これ、朝陽くんかなり頑張ったということか。感情は割り切れないから難しい。
朝陽君、今、どんな気持ち?
この舞が朝陽くんのことを気遣うセリフなのだが…煽っているようにしか見えないの、スマホ中毒なのかな。
誘導
朝陽くんは、気持ちをノートに書けと貴司に言われ、次のように書いた。
すき
おかし、花、肉、コーラ、理科、図かん、算数、星
にがて
魚→焼き魚、かんころもち、学校に行け
きもちかいてみる
少しモヤモヤがへる→みんなとあそべる→星空クラブにいきたい
これは朝陽母に多くの情報を与えた。朝陽くんの心も環境も好転の兆しか?と思ったら…
何故か次のシーンで星空クラブに行くことになってる
唐突すぎる。
船大工木戸がクロダイ?を持ってきて祥子と話しているが、朝陽が星空クラブに行く気になったことを聞き、それで祝ってやれと言う。別にそのために持ってきたわけではないものに目的を与えている。優しい世界。
ただ、祥子はその黒鯛を、焼き魚にしてはダメだからね。
朝陽くんが気持ちとして「みんなと遊べる」と書いている。朝陽くんにとってみんなと遊ぶこと自体が苦しみなのだろうな。みんなと仲良く遊ばないと…というプレッシャーがかかっていることになるのだから。キツそう。
祥子、足首に何か包帯のようなものを巻いていた
捻挫設定はちゃんと生きていました。それで電話に出づらいから、舞が出るというようにちゃんと捻挫がアピールされてました。
貴司、どっかからみかん持ってきた
どこから持ってきたんだ?勝手に人様のみかん取ってきてないか?大丈夫か?…とか、貴司は自由人なので要らないこと思ってしまう。
浩太救急車で運ばれる
ああ、ストーリー展開が行き詰まったドラマの常套手段、主人公に近い人間が倒れるやつか?週末だしな…と思ったが、『舞いあがれ!』はそんなことはない。トラブルは基本的にちゃんと週内に片付ける。今回の浩太救急車トラブルは、予告編で深刻な状況ではないことが示される。『舞いあがれ!』はやっぱり『舞いあがれ!』だった!
一太が完全なモブのまま
なんでなん?出てこないならまだしも、出てきてもストーリーにほぼ影響のないセリフしかない。なんでなん?
一太、貴司とニアミスさえしてないのかな。というか、そもそも祥子のところに貴司がいることを知っているのかな。主要キャラであるのならば、一太関係の描写はどう見ても足りない。やはりもうモブなのかな。
貝殻風鈴の音
縁側での舞、貴司、朝陽の3人のシーン、舞が小学校時代に作った貝殻風鈴のような音が鳴っている。
朝陽くんのエピソード
あとで振り返ってみると、朝陽くんとは何だったのか…ってなるように思うのだが、ちゃんと全体の中で意味ある存在になるのかな。
この1週間のエピソードの意味
視聴者に、貴司は過去の人ではないということを知らせた意味があるのではないかな。