いきなりオープニング曲から始まり、その後すぐにスズ子がステージに登場し歌い出す。曲も踊りもスピード感あるし、前回のラストから曲が流れ続けてドラマというよりミュージカルみたいになってる。
『ラッパと娘』
やはりスズ子が再スタートするのはこの曲『ラッパと娘』。躍動感ある踊りと歌。前に歌うりつ子の『別れのブルース』とは真反対のような曲。この2曲が繋がることでメリハリ効いてる!しかしどちらも羽鳥の作曲!羽鳥スゴい!てなって、そして羽鳥も観に来ていると。
今、楽しいお方も、悲しいお方も好きなこの曲と言ったり、歌えば誰でも皆んな浮かれだすと言ったり。誰もが無条件でこの曲を聴け、歌えと言っているような曲。今楽しい人はまあ置いておいても、たとえ悲しかろうが、そんなの関係なくとにかく前を向けと言っているように聞こえる。戦後の1曲目にふさわしい曲。前に歌うりつ子のタイトルも曲調も悲しい『別れのブルース』を踏まえて聴くことになる観衆は、そのギャップに興奮する仕掛けになっている。盛り上がらないわけがない。
スズ子のステージを聴く人たち
観客はもちろんのこと、舞台の袖のりつ子も、客席の愛助も、観客席後方で立っている羽鳥!も満足そう。
楽屋で興奮冷めやらぬ感じで饒舌に語るスズ子を微笑んで眺めるりつ子。ここにはスズ子に対する皮肉めいた感情は一切見られない。りつ子はスズ子を認めている。
羽鳥、帰国してた
"運良く解放されて"と言うが、ここに凄く色々なことが詰まっているかと思うと重いセリフ。
あれ、小夜とは別居してるのか
そして一人で家で待つ愛助。興奮し過ぎ。昔の"福来スズ子"のファンに戻ってる。こう言う大袈裟なシーンを入れるの、ドラマらしくて現実には無いだろと思うけど、しかし良いわ。
ジャガイモ
大きくて重くて…それはそれは食べて満足度高いだろうな。しかし以前、宿で楽団の誰かが芋尽くしで嘆いていたと思う。その落差。
あと、スズ子、初対面の際にりつ子に「お芋さんみたいなお顔」って言っていたな。
宝くじ
まあ当たるわけないよね。しかしこれが小夜の運命を変える…かな?
子供達に菓子を配るアメリカ人、サム
いつもこの時間に来るのなら、何故子供達待機してないのかな。あと、今回はサム一人だけだし、ちょっと違和感あるけどその後の展開考えると仕方ないか。ただサムには悪い人感は無い。流れる音楽もコミカルだし、今後の展開で変なことにはならないだろうな。
それにしても小夜のコミュ力の高さときたら…サムも日本語が少し分かってそうだし。小夜、宝くじへそくり全て投入した甲斐あったな。