週の中日の前半でおミネとのトラブルは解決、後半は靴磨き少年の…いや、タイ子の話みたい。順調にエピソードを消化している。
ラクチョウのおミネの土俵で誤解を解こうとするスズ子
腹を割ったところで、立場が違うから分かり合えるとは思えないと言われて、立場など関係ないと返すのだが、
好きでもない男に抱かれたことあんのかい?
そうまでしなきゃいけなかったと言われて返せない。ただ、それでもスズ子に対しただ帰れと言うだけなのはおミネの愛情かもしれない。
スズ子は、自分の身の上を話す。母が亡くなり、弟は戦争で亡くなり、愛する人は結核で亡くなったと。短期間で3人の身内を失ったことはおミネその他にも影響を及ぼす。表の華やかさの裏にある悲しさを見せられたら動揺するのは仕方ない。
娘のことを考えたら寂しい悲しいは言ってられない。立場は違っても自分も必死だと。
これでおミネはイチコロ。「甘く見てすまなかった」と謝るまでする。それに対して言いたいこと言うたらスッキリしました」「甘えてしもたみたいですんまへん」とか言う。この会話、なんか噛み合わない気もする。あと、甘くみてすまなかったと甘えてすまなかったが対になっているのは偶然かもしれないが面白い。
スターさんには関係あらへん。施しを受ける義理はありません
「あらへん」と「ありません」と言葉が混ざっているのが何とも。
おミネとタイ子
カタカナ2文字とひらがなもしかは漢字との組み合わせの名前。この2人をこの週に組み合わせたのは意図的なのかな。そうだとしたら洒落ている。
どちらも戦争を境に境遇が悪化した女性なのだろうな。生活面では当時としてはずっと高水準で安定しているスズ子との対比としてのエピソードということか。そういう意味ではおミネの話が週の前半、タイ子の話が後半で解決するということかな。タイ子は昔からの付き合いもあるから、来週にもかかるかもしれない。