Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【ブギウギ】(122)グランドフィナーレの週が始まる


先週金曜時点で、歌手のピークは過ぎたかなというところまで来たが、しかしまだまだスズ子の人生は続く感じ。とはいえドラマとしての『ブギウギ』のエンディングは近い。『ブギウギ』は、歌手としてのスズ子を描く作品と言えるのかな。今週は歌手引退の意思を羽鳥や愛子らに伝えるところから始まる。

体力の限界…?

スズ子、歌合戦のステージの後、グダっと座ってる。こうやって歌手としてのピークを過ぎたことを表現しているのかな。しかし、歌手として年齢、体力に応じた歌を歌うという選択もあるはずなのに。

水城アユミ…謙虚過ぎん?

ドラマを盛り上がるという点で全然面白くないというか、何で?もっと強気なキャラを普通は与えると思うのだが…モデルがあるからかなぁ。それともあえての肩透かし?

ただ、歌合戦の直後に水城アユミがスズ子に言った、

自分の持ち歌一つで瞬時にお客様をとりこにしてしまう歌手になれるように精進します

というセリフは、この場にピッタリとも言える。要は、水城のセリフは、お客様はスズ子に歌手として新境地を開くことではなく、これまでのヒット曲をステージで歌ってほしいと求めているということを、制作陣はこのセリフで仄めかしているのではないかな。

月曜日にして完全にまとめモード

スズ子、もう過去を振り返っている。しかしその後、話はまた進む。

歌手引退を最初に伝えるのは羽鳥夫妻へ

歌合戦の時のようにはもう歌えない気がすると。歌合戦の時は、水城アユミから逆に力をもらって歌うことができたと。で、もう限界だと。

羽鳥…

引退とは思わなかったねえ…

流石の羽鳥も想像外だったか。しかし今度は羽鳥がスズ子に想定外の話をする。

僕は君を引退させないよ

ん?

でもね、君は死ぬまで歌手なんだ

これは…歌手引退と言わなければ良いだけなのでは?生きている限りスズ子の歌はスズ子のものだと言っているだけで、歌手としてステージを続けろと言っていないのではないか?

変わらぬ気持ち

羽鳥との話があっても、スズ子は辞める気持ちは変わらないのか。

家に帰ってから愛子、大野さん、タケシに引退を話す。

僕は認めない

うーん、タケシ…それは違うんだけどな。愛子は歌わなくなるのは寂しいと言う。しかも本当に歌うことが嫌なら歌わなくて良いとも付け加える。愛子の方がタケシよりオトナであるし、スズ子に響くのだろうな。

制作の意図

制作陣は、福来スズ子を歌手として描きたかったのだろう。『歌手 福来スズ子』の誕生から、引退までが『ブギウギ』のカバー範囲だと。歌手引退後も描くのだろうけれど、それは朝ドラによくある最終回およびその前の回のその後はこうなりましたと一気に時代を飛ばすことになるのではないかな。