諸々飛ばして大学入学!ヨシ!まあ、願書出せば合格させると穂高先生言ってたからね。
第1週は、寅子に周りの人間が女性が法曹を目指すことの困難さを抽象的に語り辞めるよう説得する。そうした上で、今週は大学に進んだ後なので、まずは女性が法曹を目指すことの困難さを具体的事例をもって描くことで始まる。構成が良いとしか言えない。2週目も良い感じ。半年間、期待しかない。
優三が写真撮ってる
つまり、カメラが家にあるということ。やはり寅子の家はかなりのお金持ち。お金がないと今回の物語のスタートには立てないことをちゃんと描いている。なんなら写真館で撮るように描いても良かったわけだから。敢えて自己所有のカメラで撮影したことを描いているのだろう。
櫻川涼子様
女子の憧れの的…は英語でスピーチ。ああ、マウントだやよこれ。そうでなければこれは制作の過剰な演出じゃないかな。というか、BS放送時、その前の『オードリー』で、少女時代の主人公が幼稚園でついつい単語を英語を言ってしまって気まずい思いしているのとシンクロしてて、爆発力増す演出だった。
寅子が攻略すべき人物の一人だろうなぁ。古のお蝶夫人とかそんな感じかな。あ、時代的にはお蝶夫人の方が遥かに後の人だけれど。
穂高先生
寅子、完全に顔を覚えられている。ただ、記者の取材を受けたことって…これは先輩とは何も起きなさそうだけれど、同級生と何か要らないトラブル起こすよね、きっと。
桂場、急遽きてもらっただけの東京地裁の判事
これでホッとするのは今だけだよね。きっと寅子は桂場をガンガン詰めていくのだろうなぁ。それを楽しむドラマ設計なのだと思うのだから。
個人的にも桂場大好きなので、もっともっと出てきて欲しい。理論的思想ができるという意味で頭が良いけれど、それによって、いやそのせいで討論とか弱そう…判事なのに。ま、検事や弁護士でなくて、まだ良かったというべきかな。
先輩…がいる
1期生80人いたが…?今年の女子部入学者全60人だから、今年よりたくさんいたのか。
未だ女子が法曹になる法整備ができていないにも関わらず、できることを期待して入学…これ、制度開始のころの法科大学院の時と同じじゃないかなぁ。なんというか旗が振られているのを見て期待して進んだら、期待と違った未来が見えてきたみたいな。
男と戦うために男になろうとする学生 山田よねさん
現実世界はともかく、敵の土俵に乗るのはドラマ的にはハードモードしか見えない。どういう形で行き詰まっていくのだろうか。男子学生のからかいに対し、幼稚な地獄と言ってしまえる寅子のいなす能力の方が山田より環境適応力高いという描かれ方をするのだろうなぁ。山田も自分で考えたなりの行動のはずなのだからこれはバカにできない。ただしドラマ的にはやはり先が見えてしまうキャラ。ま、こういう女性キャラは朝ドラでは定番だからそのうち、寅子に影響を与えながらも寅子の軍門に語る形で寅子と同化してしまうのだろうな。それより涼子様の方の攻略の方が時間がかかることは予想できるから、寅子による山田の攻略は早いと予想。
登場人物が次から次へと出てくるし話もポンポン進むし
観ていて気持ち良い。ホントにこの感じで半年間駆け抜けて欲しいと願う。
これまでのところ『ブギウギ』の物語に重なる…
ように見えなくもない。女だけの学校に入って専門的な教育を受けるという意味で。そしてそれが職業教育であるという点でも。