Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【虎に翼】(12)最初から最後までクライマックス な15分!てんこ盛りすぎる


今回、何があったか思い出そうとするけど、最初から最後までクライマックスだったとは思い出せるけど…情報多すぎ。まだ火曜日なのよ。

静である沈黙して作業する寅子の部屋からスタートし、動である法廷劇での場外乱闘で終わるの

沈黙の部屋

梅子が口火を切って解散することに。こういうところ、梅子が人生の場数を踏んでいることで秀でているということかな。

涼子のお付きの玉が待つ車に誰か来た!

櫻川男爵の執事岸田の登場!寅子母はるが対応。岸田の目はちゃんと見ているが、感情を表しているようで表していない謎の対応してる。まあ、岸田の意図が分からないしこれは仕方ない。

岸田、"お口汚し"として白木の箱に入った何かを渡してる。焼き印は櫻川家の家紋?

岸田、寅子母のはるに"お口汚し"を渡す時、向きを変えなかった。まあ岸田は岸田として"お口汚し"を渡しているのではなくて、桜川家として渡しているからそれで良いのか。

山田よね、強い。涼子にもガンガン詰める。しかし涼子も強かった

そしてよね、言い過ぎちゃう。深入りはやめとけって。今までしなかったのに、どうした?

あんたの時間稼ぎにこの場所を使うな

なんて櫻川涼子に言っちゃうのこれはこれですごい。しかし、櫻川涼子も櫻川涼子だった。

それ、どういう意味かしら

と、ちゃんと涼子は反論するの偉い。

結婚から逃れられるならなんでもいいんだろ?

他にも興味本位や主婦の暇つぶしとか

私はあんたらと違って本気なんだ

山田よねの敵を作るスタンスどうにかならないのか。

ごめんあそばせ、よねさん

私が結婚から目を背けるために勉学に励んでいるのは事実

涼子、認めるのスゲェ。この先聞きたい…んだけど、寅子邪魔すんなよ。

はて?私もそうですよ。動機はどうであれ、今ここに残ったみんなは、一所懸命勉強して、次に進む道を探している。それだって、よねさんと同じ本気ってことじゃないかしら

これが寅子だ。

お前らと一緒にするな。私の本気は…

これも寅子が遮るけど、とりあえず山田よねに話させて欲しかった。まあ、セリフとして書きづらいとは思うけれど。何言わせても薄っぺらくなりそうだから。

たとえあなたの本気が勝っているからって、誰かをけなしていいわけじゃないと思うの

本気なんて目に見えないもので、どっちが上とか下とか、それこそくだらないことじゃないかしら

完璧!100点!弁護士になるにあたって、本気かどうかは関係ないと言えるからね。法曹の世界に目に見えないものを持ち込むことはヤバいというのを、まだ3週目に描いてくるの良い。

ただ、山田よねの言う"本気"とは何なのかという定義は聞きたかった。寅子が遮らなかったらと残念でならない。

よねは方向を間違っている

味方減らしてどうするんだよ!大学という場所なのだから、思いが異なる人が集まってきているのは当然ということさえ分からないのであれば、山田よねは、逆に法曹の道を進むべきではないとさえ言えるな。これだと弁護すべき人間を自分の正義に反するからと批判しかねない。山田よねが他者の価値観を認められないことによって挫折を味わうというようなエピソードは、この先、掘り下げて描かれそう。

寅子母はる、日記になんか書いてる

記憶すべきこと:花江さんが何を考えているか分からない。彼女を尊重、優しくしている。女中のような扱いとは?

はる、さすがだ。この人はやはり頭が良い。ただ、いくら記憶すべきこととはいえ、文字にして残してはダメだ。

花江の限界

誰かいる時は無理に微笑みというか笑顔というか使っているけど、1人の時は何というか思い詰めてそうだなぁ。寅子母はるも気にしてるけど、花江が求めているのは、「彼女を尊重、優しくしている」という接し方ではダメかも。花江、自分で選んで結婚したところが厳しいだろうな。

山下

単にチラシを渡しただけの女学生に名前がついている。この人、後輩として出てくるのかな。

法廷劇、やはり茶化す学生が出てきた

いやぁ、教授陣見てるぞ!男子学生、大丈夫か?

"お前の顔、覚えたからな"

小橋という名前付きの男子学生に詰め寄るよねさん、百戦錬磨感ある。

しかし男子学生小橋、よねを倒しちゃったけど、それって暴行罪の既遂にならない?しかも証人多数。なんなら法学部の先生方までいる。

ちょっと〜!舞台降りたらダメ!

これ、寅子の一連のセリフに聞こえるけど、そうではなくて、

寅子:ちょっと〜!

ナレーション:舞台降りたらダメ!

で、寅子に舞台を降りるなと言っている。しかし、

寅子:ちょっと〜!

寅子:舞台降りたらダメ!

と聞こえてしまうと、寅子が山田よねに舞台降りるなと言ってることになる。このシーン、動画の方は止め絵になっているから、意図的ミスリードを誘っているのではないかな。

山田よねのディスりの対象

結婚から逃れられるならなんでもいいんだろ?

これは櫻川涼子で確定。

興味本位

寅子かな?崔 香淑かもしれないけれど…わざわざ留学してきているし、モノトーンでの描写があったから崔 香淑ではないかな。

主婦の暇つぶし

これは大庭梅子確定だよね。

崔 香淑は、「他にも興味本位や主婦の暇つぶしとか」の「とか」なのだろうなぁ。そして、あまり描かれないことから見て、この崔 香淑の方角を志望する理由が一番よねが言う"本気"の覚悟なのだと思う。それこそよねを越える本気度じゃないかな。

崔 香淑が弁護士を志す覚悟を聞いて、山田よねが初めて折れると言う展開を期待する。一番うるさい人間が一番静かな人間に諭される展開をね。

うまく言えないけれど、崔 香淑のラスボス感…いやラスボスでもないけれど、序盤のキーパーソン感半端ない。山田よねはそのための前捌き役に過ぎない感じさえしてきている。

表情に出る花江、表情に出ない崔 香淑

両者が対比的に描かれる時が来る予感。ただしそれは今じゃないかも。