テンポ速い。今週大学本科に入ったばかりなのに、もう男子学生に対し不信感表に出てきた。それだけではなく、法を学ぶことに対し未だ漠然としてそうな寅子と武器として具体的目標を持っている梅子を対比的に描いている。
空気がうまいハイキング開始
男の役目を果たすまで!ハハハ!
と、荷物持つと言う轟に対し、早速よねが
それ、男も女も関係ないだろ
と返す。それに轟は、
君とは議論をしないぞ。今日はハイキングだからな
と返す。お、轟、よねのいなし方を覚えたか?
これはもうお約束なやつになるのだろうな。
ただし、このハイキングは、
空気のいい場所だと、また違う議論が展開するかもしれない
と花岡が言って始まったものだから。
花岡の言動の表裏
女は優しくするとつけあがる、立場を弁えさせないとと言っていながら、靴擦れの寅子を背負って登るという優しさを見せる。
何なんだ、この人は
と寅子は呟くが…この程度の表裏はそんなに驚くべきことではないと思うし、花岡の中ではどちらも本当の気持ちだと思う。
香淑、梅子の背中を触れる
先週香淑はよねに触れていたが、今回は梅子。香淑のこの振る舞いはどう理解すれば良いのか。私がついているよ、私は分かりますよという寄り添う気持ちの意思表示なのかな。
いよいよ始まる花岡と寅子の対決
君たちはどこまで特別扱いを望むんだ。男と同様に勉学に励む君たちを僕たちは最大限敬い、尊重している。特別だと認めてるだろ!
これに自分がどれだけ傲慢か理解できないのかと花岡を突き飛ばし…その結果として花岡は崖下に落下。軽傷だったらしい。
轟が根は良い人
私は轟が根は良い人だと理解した。
なぜなら香淑が「轟さん、根はいい人ではあるんでしようね」と言ったから。私は香淑の言ったことは全て信じる。香淑が制作の声を代弁する人だと思うから。
とうとう知られたと言う梅子
夫との関係を話し始める。そして…夫と離婚するために法律を学んでいると言う。子供の親権を取るためと。突然、凄い話が出てきた。
ただ、戦後までは10年ある。糸口を見つけなければならないと言うが、戦前の法律で梅子は戦えるのかな。
それにしても、とうとう知られたとか言って語り始めながら、離婚することまで話すのは、梅子、ちょっと違うと思うよ。
梅子と花岡が母親をキーワードにタッグを組む未来
梅子の独白とその直前に轟が言っていた、花岡の母親は亡くなっているという話が、母親という言葉で繋がる気がする。梅子の再婚相手が花岡というのは流石に考えないけれど、2人がタッグを組んで法曹界を切り開く未来があっても良い。
香淑来た!
嫌な女なんかじゃない!梅子さんは入学式でも私を輪に入れてくれた。いつも誰よりも先に声をかけてくれた。梅子さんがいなきゃ、きっと今、私はここにいない。そんな梅子さんが、私、大好きよ。
香淑は梅子を抱きしめる。香淑、やらなければならない時はやる人だ。
香淑の優しさと梅子の優しさは対になる感じかな。
香淑がこんなに長いセリフ話したの初めてじゃないかな。
これ、この次の第19回を観ると余計に感動するのだが、梅子は第19回で花岡に「ううん。どれもあなたよ」「人は持っている顔は一つじゃないから」と言っている。こういう考えを持てる梅子であるのに自分を嫌な女と決めつけることを否定するために、香淑は私にとっては嫌な女ではないと言っているのだろうな。
香淑、スキンシップ多め
よねや梅子の体によく触れていたけれど、そういうキャラなのね。
盗み聞きする轟
この人の今後の絡み方は期待できると言えば期待できるのだけれど、姿形から言動、周りからの扱われ方ものまで、どっかで見たことあるようなステレオタイプなキャラ。
花岡と梅子が意気投合して行動を共にする展開
ドラマ的に面白いというか幅が広がると思う。しかし、まあ流石に無理か。
前半で花岡と寅子の直接対決を見せておいて、後半には十年一剣を磨く梅子を見せる
同じ回の中で並べることで、男女の不平等さに対する認識と方を学ぶ理由について、寅子と梅子の違いを描いている。凄いわこれ。
花岡落下の意味
寅子と対立したままだと、ハイキングの後半というか帰路での雰囲気を描かないといけなくなるけれど、落下させれば突発的緊急事態となるのでその後はまあ協力して病院に向かったよねってなる。ご都合主義だけれど、ハイキングでこの対立を描くということなら、まあ仕方ない。教室でならば、単にどちらかが退場すれば済むのだけれど。