Golden Time

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【35歳の少女】#7 益々小賢しくなる望美


小賢しい正義で、周りを、恋人を振り回す望美をしつこく描くのがこの第7話。どうしてこんなに小賢しさが加速しているのだろうか。

25年間眠りつづけたこと

この意味することの理解が、望美と結人で当然ちがう。その違いを分かり合おうと結人は言うが、望美は拒否する。その代わり望美は「私は…一人だ」と心の中で呟き、声を出して泣く。泣きはするのだが、しかし望美は歩み寄ろうとはしない。つまり、25年前の子供のままなのだ…というのは、この第7話の中頃に、母多恵にお見通しだった。

結人の両親

何とも言いようのない夫婦。というより、こんな夫婦に仕えるヘルパーさんの対応力は凄いと思う。倒れたら夫婦の形成逆転というの、ちょっと怖いリアルさがある。これ、結人と望美の未来に対する暗示のようなものかもしれない。この両親が、今後ストーリーにどのように絡んでくるのか見えない。

望美を採用する度量のある洋食屋店長さえも立てられず正義を振りかざす

まあ、かなり日本で生きていくにはダメな性格だわ。望美を採用したこと自体、ものすごい恩を感じるべきで。望美は、その辺りのことは全て個別のことで、有機的に結びつけては考えない。どんなに恩があろうと、個別に正しくないと思えば、反発する。互いに信頼があればそれも良い。しかし、それが未だないまま、個々の正義を振り回せば、店長も困ってしまう。「日本人て外国の人を差別したりしないし誰に対しても思いやりのある素敵な国民」とか言うが、日本には「恩知らず」という言葉があるのを知らないのだろうか。この圧を、結人は毎日受けている。これは辛い。

そして、こういう望美の生き方は、本人の知らないところで恨みを買っていて、ドラマ的には、幸せの絶頂にあるときに、全く覚えていない誰かに刺される結末がどうしても浮かんでしまう。25年間眠り続け、目覚めたが、100日で絶命ましくは、再度眠り続けるみたいなそんな結末。

今回の達也のTシャツ

取り敢えず、「一発逆転」Tシャツは洗濯して室内に干されていた。誰が洗って干したのだろう…達也しかあり得ない。達也、意外に一人暮らししたらちゃんと生きていけるタイプではないのか?そして本人は「真実」Tシャツを来て、外出し、実の父親に会いに、母加奈を何とかして欲しいと相談に行っていた。意外に行動派である。まぁ、金渡されて追い返されたわけだが、金は得てきた。これが「真実」ということか。これでデカイことするとか言っていたが、次回予告では、「dream」Tシャツ着て公営ギャンブルやってたっぽい。デカイことするなぁ。

結人の就職活動

結人は、就職活動の場で、明らかに職場を選んでいる。主張を通すために、断ることまでできるなんて。小学校教諭になるための就職活動って、そんなに引く手数多なのか?それとも、結人は、そんなに優秀なのだろうか。