Golden Time

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【鎌倉殿の13人】(36)武士の鏡かぁ…畠山重忠のこと?でも父子揃って殺されたのだよなぁ


今回は、非常に長く感じた。普通そう言う場合は、退屈な場合が多いのだが、今回は何故か手に汗握ると言うほどではないが、緊張感を保ったまま、まだ今回は続くのかと感じる珍しい回だった。

もう無茶苦茶な展開

まあ、『鎌倉殿の13人』だからと言うしかないが、今回のスタート時は、時政により畠山重忠が窮地に陥っていくシーンで始まったのが、ラストでは、義時により時政が窮地に陥っていくシーンで終わる。因果応報というか何というか、攻守交代というか…あ、これは違うか。何か目まぐるしく状況が変わるのに、自然に流れるように進んでいるように感じる。これ、観ている自分の感覚が麻痺しているのかもしれない。そういうことが観ていて怖い。

勘が良いのに間が悪い泰時

なんとも言えない。せっかくのえの怪しさに気付いたのに。その後、畠山との戦いが始まってしまい、恐らく義時に伝えるタイミングを失して、伝えないままになってそう。しかし、運が巡ってくれば間の悪さも打開されるだろう。

じりじりと畠山重忠との戦が始まる

本当にじりじりと進んで行き、戦いとなるのだが…戦のクライマックスはブッ飛んでいるというか、ちょっとおかしい。

時政は、りくに甘すぎるというよりもう操縦されているな

完全にりくが時政のコックピットに乗っているわ。それで少しずつ首が締まっていく様を今回こちらもジリジリと描いている。

姉上。いずれ腹を決めていただくことになるかもしれません。

と言う義時だが、同じようなこと前も言っていたような気がする。義時は、結構、姉頼みなんだよなぁ。

政子には分からないことを言う義時

政を正しく導くことのできぬ者が上に立つ。あってはならないことです。その時は、誰かが正さねばなりませぬ

うーん、義時、姉には言っちゃうか。政子は、

何を考えているの。何をする気。

と言うが、何となくは分かっているのだろうなぁ。しかし義時は直接的には答えず、

これまでと同じことをするだけです

と答える。この言葉の持つ圧の強さは無い。逆に自分はされないという根拠ない自信があるように見える。それはつまり、この世界観においても、義時の発想は異常なのだろうな。

畠山重忠の表情

息子を失ったからか、一人でいるときは少しやつれている感じ。死を覚悟したということか。ただ、和田義盛と会った時は、凄みが戻っていた。そして最後、義時との一騎討ちに勝った際は、武者としてのやり切った感と、もう自分には何も無いことも感じ取れた。この段階で重忠は天に召されていたみたいな印象。

和田義盛が畠山重忠との交渉役に

おもしろ交渉役に見えるが、鎌倉時代の歴史を知るとちょっと…。

八田知家は畠山重忠との戦の際、何で鎌倉にいるの?

鎌倉警護ということなのかな?普段も工事の現場監督やってるし、頭脳派っぽいが抜けている八田知家は、実は戦に弱い設定なのか?

一騎討ち?しかも刀なしで闘うの?

なんで?太刀は失っても脇差で最初は戦っていたのに

結局、素手の殴り合いになってる。何を見せられているのだろうか。ヤンキードラマ?しかも畠山重忠か勝っちゃうのか。しかもしかも畠山重忠は義時に止めを刺さない。なんで?義時が主人公だから?

一騎討ちの途中て兜を脱ぐ義時と畠山重忠

これ、どういう意味なのだろう。馬から降りてかつ刀を使わない戦いを前提にして無いか?つまり殴り合いシーンの見栄えのための演出。違う?理由わからない。

一騎討ちの結末

これは義時が小便を漏らして終わったはず。絶対漏らしていたはず。

罪を押し付ける発想

官僚の大江広元が、義時に入れ知恵。しかし、その入れ知恵を更に悪用するのが義時。広元、清濁併せ持つの上手い…のだが、この時代、これで渡っていけたのは、広元が武士ではなく武士の弱い知的分野の専門家として一目置かれていたからなのだろうなぁ。その中でも一目置かれる存在だから。

父を脅す子

義時が時政を脅すと簡単に義時の策に乗ってしまう時政。時政も自分の立場の危うさに薄々気付いているのかもしれない。だから時政はりくに畠山の所領を全て頂こうと言われても、「こたびの戦に働きのあった者たちに、畠山の所領を分け与えてやらねえとな」と言ったのかもしれない。しかしもう手遅れ。一手どころか二手前から、義時は時政をハメていた。

「全て頼朝様に教えていただいたことです」なんて言う義時

うーん、恐ろしいことの発想は頼朝に教えてもらったのだから、ボクは悪くないよみたいな言い方なんとかならないのか。

「私は未熟だ」と言ってしまえる実朝

今の感覚で言うと真っ当な人と言えるのだけれど、時政とか義時を相手にしなければならない時代だから、この性格では大変だ。まあ、今でもこの性格は食い物にされやすいけれど。

「全てご自分のまかれた種とお考えください」

これに対しては、確かに、

やりおったな、見事じゃ!

と時政は言うしかない。義時により、全て詰められてしまっていたのだから。

江間四郎義時

義時は江間なんだよなぁ。義時が自分で執権になる、北条を名乗る野望が有るのであれば、政範は邪魔だったし、りくに操縦されている時政も邪魔。そんな中、義時は運が良いのか策を弄したのか、北条を名乗り執権になるのだよなぁ。今回描写された義時も大概な性格だが、もっと酷かったかもと思えるくらい、起きていることは酷い。

結局、ここ数回の話は、江間義時が北条義時になるために、義時が色々やっちゃってる話と思って観て良いと思うのだけれど。