和田義盛…良いキャラだったのになぁ。策を全く弄さず、どこをとっても策しかない義時に正攻法で当たって、そのまま砕けてしまった。視聴者を和田義盛贔屓に強制誘導するシナリオになっている。
実朝は、状況判断や嗅覚に優れている感じなのに、思ったことをそのまま、言ってはいけない人に言ってしまうという坊ちゃん気質が仇となっているなぁ。生まれながら頼朝の子だか、仕方がないのかなぁ。
小四郎をだましたことになる
これを気にする和田義盛は、良い人だなぁ。鎌倉殿に指一本触れるなという指示までする。
三浦義村にも裏切るなら早い段階で裏切ってくれとも言う。
これ、義盛は正々堂々戦うことのみを考えている。
しかし義時の方は、義盛が挙兵するように誘導することも含め、絶対に勝つことを考え、現にそのようになっている。悪辣さの違いがありすぎる。
無感情な義時
このところ、義時は感情を出さない。『鎌倉殿の13人』が始まった時は、感情豊かだったし、頼朝も時政も感情豊かだった。今も、和田義盛や実朝は感情豊か。そういうこと…どういうこと?
しかし、和田義盛を射させた後、一人立ち去るシーンでは、何か泣いている風。なぜ?泣くにしてもなぜそこで泣くの?
八田知家
相変わらず考えてそうで、やってることは結局、誰かにとっての迷惑行為なの、八田知家らしくて良い。しかし生き残り少なくなってきたから、段々中央に近づいてきている。
起請文は吐き出せばOKなのか?
消化したかどうかではなく、誓いの意志の問題であり、体内に入れた段階で成立ではないのかな?
2人の女、のえと巴御前
のえは、自分第一なのがはっきりしすぎなくらい描かれている。巴御前はその逆。続けて描写するの良い。
和田義盛vs巴御前
巴御前:戦で死ねれば本望にございます
義盛:それは俺が死んだ時に言え!俺は生きて帰る。そん時に、お前がいなかったら俺…困っちまうよ
和田義盛は木曽義仲と同じカッコ良さ。
酒に酔う泰時
戦いには強いが酒には弱いと。
今度こそ、死ぬ
実衣…何考えて発言しているのかもう全く分からない。当初から変なこと言いだったが、変なことの次元がもはや違う。
大江広元
意外なところでヒーローぶりを見せる。剣の腕も立つ。大江広元は義時に完全に付いているのか。
自分で原因を作っておきながら、これ以上、死者を増やすなと言う感じの義時
うん、これは不快な人間。これが主人公かぁ。
板戸の盾で押し込んでくる泰時
義盛がこれに対抗するには、火をつけた矢を放てば良くないか?…と思ったり。
使われる実朝
義時に良いように使われまくってる。義時と実朝の関係は、初期の頼朝と義時の関係。義時は頼朝に学んだが、実朝は…
心を許せる者は、この鎌倉におらぬ
うーん、それを義時に言うか。実朝の危ないところは、そういうところなんだよなぁ。実朝は、言ってはならないこと、言ってはならない相手を見極め振舞うことが出来ない。これは頼朝の子として生まれたことの哀しい性なのだろう。
義時が実朝に力の意味を説いたが、それが逆効果
京都の力の方が源氏より上だと実朝が気づいてしまった。凄いことになってきたぞ。
後鳥羽上皇
またも遊んでいない。なぜ遊ばないのか?後鳥羽上皇は謎の遊びをしていてこそ!なのにね。
巫女の予言
前回の予言がそのままになった。
この鎌倉が火の海になる、たくさんの血が流れる。死ぬ、みんな死ぬ。由比ヶ浜にひげ面の首が並ぶ。
和田義盛が平気な顔で「近頃、死ぬ死ぬとしか言わねぇんです」と言っていた次の回でこれが現実化。予言が的中した後の場所に、巫女は何も唱えず表情もなく立っていた。
サブタイトル『義盛、お前に罪はない』
実朝のこのセリフ。つまり、罪があるのは義盛以外ということ。ならばまずは義盛を罠にはめた義時なのかとなる。一義的にはそう。しかし、その義時を止められなかったこと、そして義時がそうなることを事前に防げなかった自分を悔いてそう。実朝の自戒なのだろうな。自戒でさえこう言わなければならない。というかこう言ってしまうのが実朝。