Golden Time

時はお金で買えませんが、時間はお金で買えちゃいます。

【舞いあがれ!】第6週 やりたいことができなければ、あっさり次へ行く舞


舞の少学生時代の、リレーで失敗してから一時的に走ると発熱するようになっていたがすぐ治ったといエピソード。ひょっとして、ひょっとして、あることに舞が熱を上げても、じきに冷めるという性格を表していたとか無いか?なにわバードマンを大学時代にやり切らなくて、次の旅客機パイロットにやりたいことを切り替えるのを見て、少女時代の舞とは何か違うと直感レベルではあるが思った…周りは優しい人ばかりだが、この人他に何は優しく無いのでは?…と。

【月曜日】なにわバードマンの危機をIWAKURAが救う回

第26話

急遽スワン号の部品加工が必要というピンチを、舞の実家のIWAKURAでも専門外で近所の町工場に聞いてみようとするが…何故か困った時には何でもできるスーパーマンである古参社員笠巻により、あっさり解決。なんだこれとなるが、これでIWAKURAとなにわバードマンが繋がり、しっかりした協力体制で『イカロスコンテスト』を目指すのか?…と思いきや、金曜日に、舞は次の目標ができたからサークル活動を休むとか言い出す。なにわバードマンとIWAKURAを結びつけたエピソードではなかったのかと後になってモヤモヤする回。

ついでに、大学生になった舞に、ドラマとして恋愛要素が無いのは変だと制作が思ったのか、恋愛絡みのドタバタが一瞬描かれた。それは単に浩太の勘違いだった…で一蹴され、再度ストーリーは恋愛要素無しに舞い戻る。

【火曜日】記録飛行直前の慌ただしくも充実した時間を描いた回

第27話

時間の制約があるのに盛りだくさんで描いているのは相変わらずの『舞いあがれ!』。その中でも、サークルメンバー参加のたこ焼きパーティーエピソードは、大学生のイベント直前の熱さが厚く描かれいて良かった。

記録飛行の前日に眠れない際に、舞が選んだ話相手が、今身近にいる人ではなく、昔短い時間一緒に暮らした祖母の祥子だったのも良い。

【水曜日】両親の愛情と同志の愛情が描かれた回

第28話

舞が大学生になったので娘の判断を尊重したいと思いつつも心配する浩太とめぐみの気持ちを、記録飛行の朝と飛行後の舞からのメールを受けた後の2回の夫婦の会話の中で描くの良い。

世界記録を目指した記録飛行はあっさり失敗に終わるが、サークルメンバーは誰も舞のことを責めないどころか、世界記録という言葉さえ出さないのメンバー愛に溢れてる。

【木曜日】舞、久留美、貴司の中で舞の悩みだけがポジティブな悩みなのが、その後の展開を予想してしまって痛々しい回

第29話

スワン号での世界記録達成はならなかったが、舞は次の年のサークルのパイロットを目指しトレーニングに入る。目下のライバルは由良。スワン号は自分が乗ったから次は由良へ譲るということはしない。自分のやりたいことをやれという祖母祥子の教えが自分のものになっている…のだが、あっさりパイロット選考会にまで時が過ぎ、来年のパイロットは由良に決まる。本当にあっさりと。やはり『舞いあがれ!』は展開速い。そうしたら舞の頭の中は、人力飛行機サークルから、人力では無い飛行機のパイロットになることに興味が移る。切り替え早っ…!

プライベートというか幼馴染のエピソードとしては、ナレーションで、「おさななじみ3人にも言えないことがある」と不穏な感じになってくる。舞は大学生、久留美は看護学生、貴司はSEとして就職と異なる進路の3人…幼馴染ではあるが、今の環境は大きく異なる。そんな3人が悩みを抱えながらのタイミングで集まるのは、良いことなのか…貴司は会社での居場所がなくなり、久留美は家賃の心配をしなければならない状況になっているのだから。そんな2人と飲んでいる時に、舞は旅客機パイロットになりたいが親に言えないというのが悩みだと打ち明ける。

貴司も久留美も生きていく上での苦しい部分が悩みなのに、舞だけ恵まれた上にさらに恵まれたことを望んで悩んでいる。ついこの前まで同級生だったのに…という感覚のズレは、貴司にも久留美にもあったと思う。

貴司は社会人だからか「舞ちゃん。ホンマの自分を見つけたんやな。羨ましいわ」と感情を分かるように表には出さないが、久留美は舞に「またぜいたくな悩みやな」と切り捨てる。

【金曜日】次週仕込み満載な回

第30話

なにわバードマンの次の機体がトキを意味する「アイビス」という名前で呼ばれていることが分かるのだが、パイロット選考から落ちた舞の興味は既に旅客機のパイロットになることに移っている。有言実行、目標達成にこだわる舞は、サークルを休むと言い出す。確かに自分の目標達成のためにはそれが最善だろうけれど…アイビスの製造計画狂うよね。そんなことはお構い無しな頭なのだろうな、舞は。自己中心的思考の持ち主に見えるように描かれている気がする。舞はチコちゃんに、「舞い上がってんじゃねーよ!」と言ってもらうべきだと思う。

スワン号には「号」が付くのに、アイビスには付かないの、何でだろ。かなりどうでも良いけど、ちょっと気になる。

来週の予感

これまで比較的穏やかなエピソードが続いてきたが、次週、結構シリアスなところまで攻める予感なので、期待…と言いたいが、自分は『舞いあがれ!』にそういうの求めていないのだよなぁ。

3人の幼馴染の悩みの質が違うこと

貴司は人格維持のレベルで悩んでいる。久留美は生きていくための最低限のお金のレベルでの悩み。一方の舞は更なる夢を見たいという悩み。質が違いすぎるし、簡単に解決できるものでもない。ドラマは難しいテーマに入っていった。

飛行機のことしか考えていない舞

恋愛とか他の要素は横に置いてあるのか、相手さえいないのか。久留美も貴司にも恋愛要素はない。これの意味…ありそうだが、分からん。