2023年秋ドラマ
闇市の価格の高さにに不満を言いつつも食べるものが無い!とならないのは、スズ子というより愛助の実家の力だろうなぁ。戦後3ヶ月で特に食料手配に困った様子がないのは東京ではかなり恵まれているのではないか。ただ、物価は上がる一方のはずだから、これか…
前回の羽鳥のステージが華やかなものだったが、週末金曜日に持ってきたスズ子とりつ子のステージは力強さはあるが悲しみも含んだものだった。これはドラマ的メリハリついている。特にりつ子の慰問は、これまでのクールなりつ子さえ感情が昂らざるを得ないも…
年明け初回は、スズ子、りつ子、羽鳥の3人それぞれをいきなり同時に描く。制作凄い。 日本における空襲被災者、旅館のわずかな食事を贅沢と言う戦死した夫を持つ女中、特攻隊員…これを華やかな上海で好きなことができている羽鳥と同じ回で描くキツい描写。し…
元日SPの初っ端から『まだらのひも』とか言ってるの何というか地味というか、そこか?みたいなのある…『相棒』は22シーズンまでいってるからだろうけれど何でもありで素敵。 タイトルを今回の物語を直接表すものではなく、その根っこにあるものを指してい…
スズ子は慰問を再開すると言うことだけれど、東京で以前行っていた公演とは、慰問はかなり意味合いが違うことはすでに描かれている。スズ子や羽鳥の作り出す音楽を理解する人たちの熱気に包まれたステージから、長く続く戦争で疲れた人たちに一時の娯楽を与…
まあ、前回ラストの空襲後の衝撃シーンの結果は肩透かしに終わったが、防空壕のシーンの話の流れは秀逸すぎた。もう最高でしかない。 小夜が無言で腰を抜かす ドラマで空襲翌日のシーンは過去色々観たけれど、これは強烈に印象的なシーンだ。蓄音機のラッパ…
話は一気に進む。しかしまだ週の半ば。前回までは、周りを巻き込んで愛助との間を詰めていく描写で運命は上り調子だったが、今回反転したイメージ。今週の後半には何があるのだろう。まるで金曜日みたいな終わり方だった。 楽団再開 前回、トミの許可で山下…
スズ子が愛助の看病のためにステージに立たなくなったのかと思いきや、楽団のマネージャーが不在だからできないのだと。そんなことあるのかな。やはりコネの世界なのかな。そんなこんなでスズ子、舞台復帰に向かって進みそう。 "愛助の病状は少しずつ快方に…
週の初めが愛助の喀血。これは物語の先が暗いものだと視聴者に印象づけるやつだ。制作の暗示としか思えない。先週末すでに描いているのに…愛助の病気を軸に更に話は進んでいく。 愛助はかなり自分の我を通そうとしているように見える。自分の先が見えてきた…
トミとスズ子の対決が見られるかと思ったら、肩透かしだったんだけど、その肩透かしがドラマ的には素晴らしい効果を生んだと思う。散々視聴者を焦らしてきた"恋人の母親"とのバトルをいざ始めたら直ぐ終わらせ続けない演出の凄さが見える。 金曜日、かつオ…
五木のキャラの印象が今回だけで二転三転して訳わからなくなった。五木、善人なの?悪人なの?それとも当時としては"普通"なの?持ち逃げ…当時としてはそれほど珍しいことではないだろうなぁと思ってしまう。ただ、五木が持ち逃げたのは、坂口からもらった…
実験的すぎる22シーズン目の『相棒』。2023年の最後は、殺人事件の犯人と殺害方法は分かっているが、"どうして体格も普通の一般人が、体格の良い若頭を素手で殺せたのか"が分からない事件と来たか。殺人の過程を解き明かすのが今回の謎というのもなかなか…
昭和19年3月。いよいよ戦局は泥沼化する。インパール作戦も始まるし、島々での玉砕も増えて行く。そんな背景を踏まえた上で"あなたの…スズ子"とやっている2人を冷静に考えると、この時世に大学生が恋愛している場合じゃないだろという声が強くなりそう。た…
愛助の母、ついに登場!まだスズ子に絡んではいないけれど。愛助の母は、朝ドラにおける典型的な役割が与えられている。露払いにコワモテ風の東京支社長の坂口を使っているのが大物感あって一筋縄では行かないのだろうことが想像できて尚良い。一筋縄では行…
村山興業東京支社長坂口を引き退げて、愛助の母トミを出すための繋ぎの回。先週の威勢の良い坂口は景気付けの花火ということ。坂口はほぼ役割を終えた。今度はトミとの対決。ここから朝ドラ定番の主人公の恋人の母との対決が始まる。 坂口 対 スズ子 …愛助、…
愛助はスズ子に対して本気を見せた。そしてそれがどういう意味を持ち、どういう影響を及ぼすことになるか…それを考えた上でスズ子は答えを出さなければならない。愛助も当然周囲に影響を及ぼすことを考えていなかったのではなく、既に考え抜いた上でスズ子に…
右京のバス旅。東京から弘前は遠い!バスで同席するというシチュエーションでの物語進行最高!ストーリー自体やトリック?は今回はメインではなく添え物。シチュエーションを楽しむ回だった。 角田課長の愚痴からスタート 角田課長が普段"暇な人"扱いする…
スズ子の地元であり愛助の実家もある大阪。スズ子が大阪に寄らないはずもなく、ここで話を進めるのかと思いきや、大阪は前半で終えてしまう。愛助とも大阪では会わない。肩透かしだなと思ったら、東京で怒涛の愛助ラッシュ!愛助、今の感覚ではやり過ぎ。 ま…
戦争の窮屈感が東京では始まっているが、巡業先ほどではない感じ。この微妙なアンマッチさはリアルなのかな。それとも創作なのかな。山本元帥国葬とサイコロ振りながら電車での巡業旅。同時代感あるような無いような不思議さ。 お金についての話が露骨に語ら…
前回、スズ子は多くの観客に歌を届けた。梅吉はスズ子の歌から何かを得た。この関係歪なので、やはり2人はもう一度これからについて話し合わなければならない状況になった。それで早速今回というか、週末金曜日の放送でスズ子と梅吉のサシでの会話がセットさ…
『ラッパと娘』はスズ子のために作られた歌であるように、『大空の弟』はスズ子の戦死した弟六郎のために作られた歌。タイトルもなんとなく対になっている感じ。羽鳥、スズ子のこと好きすぎるのだなと伝わる。歌手としてなのだろうけれど。スズ子が六郎のこ…
『ブギウギ』当初からそうであったが、梅吉はあくまで自分の周りの小さな輪の中で生きることを選んでいた。映画界に入ることを望んだ若い頃はともかく、スズ子が物心ついた時には妻と風呂屋の客が梅吉の世界だった。一方、スズ子は梅丸少女歌劇団入団辺りか…
新しいことやろうとして、全く何もできずにうまくいかないという展開、初めてじゃないか?これまでスズ子はチャレンジしてある程度実行することはできた。しかし自分の楽団立ち上げは、最初のステージさえ立たないまま。ここに六郎の話が来るのか。今週はキ…
戦争が進むことで、スズ子は外を向いてばかりの生活から、少し内側である梅吉の方にも目を向けるようになった感じ。スズ子とは真逆で、梅吉は未だに内ばかり見ていらような感じだが、戦争で外を見ざるを得なくなるだろうから、2人が更に歩み寄る環境にはなっ…
梅丸楽劇団存続の危機と日常生活に支障をきたす梅吉の問題。スズ子の公私が違いすぎるが、どちらも悩ましい。しかし梅丸楽劇団は強制終了となる。これでスズ子は梅吉も正面から向かい合うことになるのか?それはそれでギスギスしそうだけれど。それとも別な…
みんな嘘のセリフを吐く。現実なら分かるけれど、推理要素のあるドラマで嘘つきをたくさん出して、そのセリフで視聴者を惑わすのは反則だよね。22シーズンまで続く『相棒』だから出来る手だ。 ゲーム的な進行 嘘つきばかりで推理要素のあるドラマとしては邪…
小夜は、タイ子、リリー、秋山に続く新しいパートナーになるかと思ったのだが。これで終わりなのか?残念なようなそうでないような。 いきなりの居候小夜 下宿に居候 小夜の身の上話 スズ子、小夜にお金渡してる 赤紙 "われわれを縛っているのは、なにも警…
以前から感じていたのだが、羽鳥、あの笑顔や口調を用いて、自分は悪者にならずにスズ子を良いように操っているのではないかという思いが強まった。しかもスズ子だけでなくりつ子まで使ってる。羽鳥、ズルい。 "楽しませてもらったよ" 羽鳥、スズ子を励ま…
梅吉が自分と闘うことから逃げている間、スズ子はステージ制約の現実と戦っている。今週はこの2つの戦いの話か。真珠湾攻撃も近づいているし、これからしばらくは受難の時。規制の流れで、会社と闘った大和のことを思い出すこともあるのかな。しかし大和の時…
父梅吉は、ツヤの葬儀が済んだら、割とあっさり東京に出てくることに同意している。若い頃、映画制作に関わろうという夢を持っていた梅吉は、また若い頃の心を取り戻したのかとも思うけれど、流石にそれはないだろうな。梅吉が上京してどうなるかな。スズ子…